「、おまえは最近随分と忙しそうだな。
わらわのお茶会に遅れてやってくるなぞ、本来ならば万死に値するぞ」
「ンー、悪かったって、ビバルディ。オレ、最近ちょーっと野暮用が重なっててさ」
「野暮用って何よ?大体今回のお茶会の事はあんたには予め伝えておいた筈よ」
「アー?だったっけ?」
「そうよ、あんただって分かったって返事をしていたじゃない」
「悪い、それ多分寝言だわ」
「・・・・・・・・あんたねぇ」
「ふぅ・・・。アリス、おまえ、ほんに難儀な男を選んだものじゃな。男は皆大馬鹿者だが、
こやつは稀にみるおおうつけだ」
「・・・・返す言葉もないわ」
「おいおい、アリス。そこは庇っとくべきだろ?オレはお前の愛するダーリンよ?」
「あんたの口、たまに本気で縫いつけてやりたくなるのよね」
「まーまー、次は遅れないように努力するからここは男前なオレに免じて許してくれよ、二人とも」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・わらわは段々おまえが可哀そうになって来るよ、アリス。
それに、おまえはそんな風だからあの狂ったうさぎに本格的に目を付けられるのじゃ」
「ペーター?何?本格的ってどういう意味よ?」
「アー・・・、いや、まーお前は気にすんなー、アリス」
「気になるわよ。アイツがを嫌ってるのは前々から知ってるけど、もしかして何かあったの?」
「この紅茶美味いねぇ」
「また下手な誤魔化し方をするでない、。教えてやればよいではないか、あの白兎に命を狙われておるのだと」
「なっ!!!???何ですって!!??」
「ビバルディー・・・」
「どうせお茶会に遅れた理由も刺客を巻いて居たからなぞという下らないことなのだろう?
おまえの命を付け狙っている相手だ、さっさと殺してしまえばいいものを」
「オレってば繊細で常識的な余所者様だからさー。って、・・・・アーア、アリス、固まっちまった」
「フン、下らん言いわけじゃ。そうだ、いっそのことわらわが死刑に処してやろうか。
ホワイトめの放つ刺客ならば、つまりわらわの部下でもある。
あやつの部下を手当たり次第に死刑にすれば、
おまえを狙った奴らもいずれ首が飛ぶ事になろう」
「いやいや、さすがにそりゃねーって。それじゃオレの苦労が水の泡だしな」
「おまえの苦労なぞ知らぬ。・・・・・・・・・アリス、おまえ、顔色が真っ青じゃな」
「ビバルディのせいだっつの」
「・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・いつから?いつからなの?」
「ンー?何が?」
「とぼけないでよ!ペーターがあんたに刺客を送り始めたのはいつからなのかって聞いて居るのよ!」
「アー、アアー・・・・・、さー?いつだったか、オレって過去を振り返らない男だからねぇ」
「!!」
「ふむ、確か・・・最初にわらわの耳にその話が届いたのは134時間程前だったと思うが・・・」
「・・・・おいおーい、ビバルディー、教えなくていいぞー」
「ひゃ、ひゃく・・・!?そんなに前からなの!?」
「アリス、そう驚くことでもあるまいに。
あれほどおまえに熱を上げて狂っておるうさぎじゃ。
おまえの想う相手を殺してやりたいほど憎むのも不思議ではない」
「でもは余所者だわ」
「そんなことはあやつにとっては関係あるまい。いや、だからこそ、じゃ。
余所者であるからこそ、おまえにこの世界に留まり続けて欲しいと願っているホワイトには目障りなんだろう」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「そんな顔すんなって、アリス。オレは誰にハートを狙われまくってモテモテになっても、
お前にしか興味のねー男だからさ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・、ツッコミがねーとオレの発言痛々しーぜ」
「ふん、ようやく気付いたのか、おまえは」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・。
この間・・・ペーターが腕や肩に怪我をした兵士を数人撃ち殺そうとしているところを止めたんだけど・・・」
「それは当然、の暗殺に失敗した部下を処分しようとしたところだろうな」
「・・・まさかそんなことになっていたなんて、全然気付かなかったわ。、あんたどうして黙っていたのよ!?」
「その内飽きるんじゃねーかと・・・。って、まぁ付き合わされる兵士達は堪ったもんじゃねーだろーけど」
「飽きるって・・・!そう言う問題じゃないでしょう!?あんた、命を狙われているのよ!?」
「おまえの気持ちも分からないではないよ、アリス。だがもう少し落ち着け」
「ごめんなさい、ビバルディ。
・・・・・・・とにかく、ペーターには私からそんな馬鹿な真似はやめるように話をしておくわ・・・」
「まぁ、ホワイトの奴もおまえに知れてしまったとなれば大人しく引き下がるだろう。
―――――ふふっ、何じゃ、おまえにしては珍しく複雑な表情など晒しおって」
「アアー?いや?別に」
「何よ、言いたい事があるのなら言いなさいよ」
「・・・・・ふっ、好いた女に庇って貰う事になるのがそんなに嫌か?」
「まぁ・・・・・・・・そんなようなそうでないようなー・・・」
「またその様な妙な言い方をしおって。そうなのであろう?」
「・・・・・・・・・・・・そうですね」
「下らないわ!自分の命が掛かっているのに、意地なんか張っている場合じゃないでしょう!?」
「そうだな、おまえ達に替えは利かぬのだ・・・。
、わらわもおまえの様な稀に見るおおうつけを失うのはそれなりに寂しく思う」
「うわー、ビバ様からの心温まる台詞にオレ涙出そー」
「・・・・・おや?時間帯が変わったな。今回のお茶会はこれで終わりじゃ。
ふふっ、今回もまたわらわにとっては楽しいひと時だったぞ?
おまえも珍しく欠伸をするなぞと言う無礼を働かなかったしな」
「、あんたには今から話があるわ。私の部屋に来てちょうだい」
「アー・・・へいへい・・・」
(END)
後書き
は、初めてまともにビバルディを出した気がする(苦笑)
アリスと二人で居る男主が見たいと仰って下さった姫様がいらっしゃったので執筆したんですが、
実は私・・・アリスの性格が未だに掴めてない気がして・・・。
なのでまずはビバルディを一緒に出して練習(?)してみました。
この男主は今回女性陣に押され気味(笑)
というかこの男主会話夢を読んで下さってる姫様が居る事に未だに驚きを隠せません。
嬉し過ぎて連続更新ですからね。うふうふ(気持ち悪い)
それから今回は何だか微妙にペーターが悪者っぽくて申し訳ないです。
いや、でもこの世界の人間ならそれ位やるんじゃないかなと。
何だかんだでもしもブラッドがアリス狙いだったら彼もやってそうだし(笑)
ではでは、ここまでのお付き合い、誠に有難うございました!深く感謝です!
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