だってきみが
好きなんだもの
ボリスと居るとは、脳味噌に極甘の生クリームとはちみつが詰まってんじゃないかって本気で思える位、頭のおかしい思考のとろけた女になれる。
しかも最近、それも青春真っ盛りって感じでいいんじゃないかなんて思えてて、
もうかなりヤバい状況だ。
ヤバいというか、それを通り越して末期なんじゃないだろうか。
は自分では自分の事を結構ドライな性格だと思っていたけど、
ここはやっぱり立派な乙女だったんだと喜ぶべきなのかもしれない。
ベッドの中。
の体に腕を回してじゃれつくように首筋や顔にキスの雨を降らせる猫。
それを受け入れながら、は目の前で揺れるその猫耳のふわふわとした感触を指先で楽しんでいた。
ボリスと出会ってからもう一年近く経つ。
最初は余りの衝撃に直視できなかった猫耳も、今は逆に可愛くて仕方ない。
それに当然の様にボリスが猫だと言う事も、全く違和感なく受け入れてる。
それも含めて全部、はボリスが好きなのだ。
・・・・うっわぁ・・・・乙女だ、乙女過ぎる思考じゃないの!・・・!
・・・・・・・・・・・・・・・つか意外に乙女だったんだな、ホントに・・・。
「何考えてんの?」
「ん?」
ボリスが顔を上げて至近距離から金色の瞳でジッとを見つめる。
甘い熱と一緒に少しだけ除く不満の色。
「二人っきりのこんな時に、他の事なんか考えないでよ」
「あー、ごめん。何か自分がこう・・・女の子だったんだなー・・・と思って」
「へ?何それ?」
「いや、だって・・・ほら・・・普段はファイター精神に溢れてるし、
女の子らしさとは程遠い自覚あるから」
自分で言ってて悲しくなるが、事実だ。
勿論、が身につけなくてもいい男前なスキルを持たなくちゃいけなくなったのは、
大半ここのイカれた住人達のせいではあるけど。
本来は至って普通の無力な女子高校生だった筈だ。
確かに護身術で多少の心得はあったけど、ここの来る前までは身を守る為にナックルを持ち歩いて、
いつでも装備できるようにしようなんて微塵も考えちゃいなかった。
それなのに今ではそれが普通で、しかもいやに使いこなしてしまっている。
その上白兎の生徒会長との対立で伝説の転校生なんて呼ばれる始末。
女の子らしい、乙女、なんて単語とは悲しい位に無縁すぎる。
「何言ってんのさ。あんたは女の子だよ。それは俺が一番よく知ってる」
言って、ボリスはさっきまでのふわふわとした可愛らしい接触なんかじゃなく、
ざらりとした猫の舌でねっとりとの鎖骨を舐めた。
同時に、服の中に手を滑り込ませ、あっという間に器用にブラのホックを外すと、
胸を包み込むようにして揉みしだき始める。
「・・・っ、!」
「ほらね?こんな風に触ると凄く可愛い顔を見せてくれる。、あんたは、間違いなく女の子だ」
自分の胸がボリスの指の形に添って粘土細工みたいにぐにゃぐにゃと形を変えているのが分かる。
ボリスの指はその一本一本がしっかり熱を持っていて、
それだけでの体温も沸騰しそうな錯覚を起させた。
「・・・・・・・・そんなこと・・・言うのは、ボリスだけだから」
「当たり前じゃん。俺以外がこんなこと言ったらソイツは間違いなくぶっ殺すね。
・・・・・・・、あんたは十分女の子だけど、でもそれは俺の前だけでいいんだぜ」
「うん・・・?」
「他の奴なんか自慢のナックルでぶん殴っちゃえよ。女の子だって言う隙を見せちゃ駄目だ」
「いや、『自慢の』じゃないし!!」
速攻でボリスの台詞に突っ込みを入れる。
あれは必要に迫られたからであって、断じて進んで使用したいものじゃない。
だけど、ボリスの言葉の意味は分かってたから、物凄く嬉しかった。
胸元を弄んでいるボリスの手がその先端を少し強めに摘まむ。
瞬間的にびくんとの体が震えた。
「っ、ボリス・・・」
「可愛い・・・なんて、ありきたりの言葉じゃ済まない位に・・・あんたは女の子だ。
俺にとって、たった一人の特別な子」
指先で胸の先を転がされて、そこからびりりと電流が走ったみたいな感覚がを襲う。
「あっ、・・・・・・ン・・・」
自分の耳を疑う位に甘ったるく掠れた声だった。
もう何度も聞いた事のある自分自身の声。
だけど未だに信じられないし、慣れもしない。
「でもさ、さっきも言ったけど・・・、こんな顔を見られるのも、
こんな風に触れて、あんたのこんな声を聞けるのも・・・・・・・、
女の子らしいを見せるのはこの先もずっと俺だけにしなよ・・・」
「ボリス・・・・・・・・・っ!」
ああ、脳味噌だけじゃない。
はボリスと一緒に居ると、どこもかしこも、
生クリームだとかはちみつだとかそう言った胸やけしそうな位に甘い甘いもので出来あがってしまう。
以前のならそんなイっちゃってる自分、
笑い飛ばすだけじゃ済みそうもなかったけど、今は―――
「・・・・・好き」
結局それでいいと、受け入れてしまうのだ。
(END)
アトガキ
はっはっは!ブラッドに続き、どうだこれは!!(開き直った)
でもいいんだ!こう言うのが目的なんだからね!最初からこう言う予定だったんだから!
・・・・既に一人でGYAAAAAAAAAとか思ってるのはこの際見ない振りをします。
ボリスと学パロヒロインは相当久しぶりに書きましたが、
最初から結構甘いものが多かったせいか、また当分大量になった(笑)。
アリスとボリスもそうですが、
このヒロインも何だかんだでバカップルになりそうな気がします。
ではでは、ここまでお付き合い頂きまして有難うございました!失礼しますv
Title by 群青三メートル手前