「やぁ、、私はナイトメア。今の私では初めましてと付け加えるべきかもしれないね。」
「・・・・・・・・・・・・・?ナイトメア、さん?ここは、どこですか?は・・・一体・・・?」
「ここは夢の世界。君の夢の中だよ。ナイトメア、つまり私は夢魔だから、人の夢の中を自由に行き来出来るんだ。」
「夢・・・、眠ってる?消えたのかと思った・・・・。」
「そうだね、今の君ではあの世界に戻っても、姿を維持することは難しいだろう。
君は全ての力を使いきってしまったんだ。」
「・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・ナイトメアさん、・・・あなたと以前に会ったことがありますか?」
「ある、・・・とも言えるし、ないとも言える。」
「???」
「フフッ、君がまだはっきりと胸を張って余所者だと言えた頃、・・・つまり私より前の夢魔が君と顔を合わせている筈だ。
と言っても夢の中の話で、随分と昔の話だから・・・・君自身も覚えていないかもしれないけれどね。」
「・・・・・・・・・・そう、ですね。ぼんやりと、・・・曖昧に覚えている程度です。」
「じゃあその内容はやはり覚えていないんだね。」
「はい。」
「それも仕方ないだろう。だったら私が教えよう。私はその為にこうして君の前に現れたんだ。」
「・・・・・・・・・何か、重要なお話ですか?」
「ああ、とても重要だよ。‥‥特に君と、そしてあのチェシャ猫にとってはね。」
「・・・・・・・・・・ボリス!?どうして、ボリスが?」
「それは・・・そうだね、話を終えればおのずと分かってくるはずさ。」
「?分かりました・・・。じゃあ・・・聞かせて、貰えますか。」
「ああ、・・・まずは・・・この国の住人が誰しもルールに縛られ、
ゲームに関わっていかなければ生きていけない事は知っているね?」
「はい、役持ち、有力者達は特にそのルールが厳しいと・・・ずっと前に聞いたことがあります。」
「ああ、その通りだ。そして、余所者であってもゲームに参加しなくちゃならないことに変わりはない。
、君にも君のゲームがあった。」
「・・・・・・・でも、ナイトメアさん、・・・生きてはいなかった・・・だからそれには、当てはまらないんじゃないですか?」
「いいや、そんなことはない。君は動いて、話をして、考える事が出来ている。
例えそれが君の世界で言うところの魂のみだとしても、『生きている』ことには変わりない、そうだろう?」
「・・・・・・・・何となく、なら・・・理解できます。」
「そう、それならばそれでも構わないさ。
君がまだ余所者としてここにやって来たばかりの頃のゲームと、君が今の姿になってしまった後のゲームは、
根本的には変わっていない。けれど、ハードルは限りなく高くなってしまった。
何と言っても、今まで、ゴーストとしてこの世界に留まった余所者は前例がなかったからね、
私の前のこの夢魔としての時計の持ち主も、かなり戸惑っていた様だよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
「話が逸れてしまったね。・・・、君のゲームは、誰にも見えない姿の君を見つけてくれるたった一人を探し出し、
その人間のハートを奪うことだったんだ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?それは、じゃあ・・・。」
「ああ、ボリス=エレイ・・・彼は見事に君にハートを奪われた。つまり、君はゲームに勝ったんだよ、。」
「・・・・分かりません、だから・・・こうして消えることになったんですか?
は、罰が当たってしまったんだと思いました。」
「ふふ、おかしなことを言うね、どうして君に罰が当たるんだい?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だって、だっては・・・欲深になりすぎて、沢山の事を望みすぎました。」
「君が欲深だって?ふふ、君より欲の深い人間なんてこの世界には吐いて捨てるほど存在する。
寧ろ君は随分と欲のない人間の部類に入るよ。」
「でも、ナイトメアさん。ゲームに勝った結果が・・・消えてしまう事、なら・・・は・・・。」
「、勝者にはそれ相応の褒美が必要だと思わないかい?」
「え?・・・・・・・・褒美?」
「そうだよ。特に君のように、気の遠くなるほど長い間孤独を味わってきた人間がゲームを完結させたんだ。
それ相応の見返りがあって当然だろう。」
「・・・・・・・・?」
「私が君にご褒美をあげよう。ふふ、どうやら以前の夢魔は随分と君を気に入っていたらしいな、
どうあっても・・・・私にこの台詞を言わせるつもりだったようだ。」
「ナイトメアさん?」
「ただし、。君にそのご褒美を渡すには少し時間が必要だ。その間、君は深い眠りについて待っておいで。
大丈夫、次に目覚めた時には・・・・君にとって素晴らしい結果が待っていると約束するよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・でも、今も眠っているんですよね?」
「ふふ、そうさ。だけど、今よりももっとずっと深い眠りにつくという意味だ。
私が手伝ってあげるから、きっと今よりもっと気持ちよく眠れる。」
「・・・・はい、分かりました・・・。」
「おやすみ、。」
「・・・はい、・・・お休みなさい、ナイトメアさん。」
(END)
後書き
困った時の夢魔頼み!(すっごく効果が薄そうだ 笑)
と言うことで、ナイトメアに登場してもらい、何かそれっぽいいい訳・・・説明をさせました。
つーかこんだけ素直なヒロイン、今までの中で一番あり得ない(笑)
ピュアピュア街道をひた走ったまま終わる予感です。
ではでは、今回もここまでお付き合い下さった姫様!
(幽霊少女はちょっと需要少なそうなので(苦笑)自己満足指数200%的な)
誠に誠に有難うございます。失礼致します。
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