喰い尽くしてしまいたい Title by 群青三メートル手前

「・・・・・・・あり得ねぇ・・・、この××××(ピーーー)女・・・!
お前本気で俺の水分根こそぎ持ってたんじゃねぇだろうな・・・?」
「わおわーお!その××××(ピーーー)女相手に張り切ってたのは誰?」
「うるせぇ!俺は据え膳食わぬはっつーのを実行してやったまでだ」
「ほっほ!それは不思議。さんは据え膳になった覚えはないんだけど。
それにあれはどう考えても赤ずきんを狼が襲ったって感じだったわよね」
「はあああああああ!!??お前はどの面下げてそう言う事が言えんだ!?この×××××(ピーーーー)女が!」

周囲が茜色に染まる夕暮れ時。
広大な草原の一角で、乱れた衣服もそのままに、二人はその場に身を横たえていた。
情事後の余韻に浸ると言う甘やかな空気とは全く対極にある会話を交わしながら、
それでも互いの両腕はしっかりと相手を捕らえている。

××××(ピーーー)な上に×××××(ピーーーー)女呼ばわり。うら若き乙女に酷い言い様ね、クロ君」
「ケッ!!本当の事だろうが。お前、一体今まで何人の男を食って来やがったんだ?」
「ふふっ、さぁどうかしらねぇ。もしかしたらアナタが初めての男かもしれないぞ?」
「・・・・・・・だから、どの面下げてそう言う事言うんだっつってんだろうが」
「見ての通り、この純真可憐な顔で、よ」

言って、は如何にも楽しげにけらけらと声を上げて笑う。
ジョーカーは露骨に顔を顰めて盛大な溜息を吐いた。
だが、やがてその口角を上げてニヤリと笑い、
の背に回していた片手をゆっくりとしなやかな動きで彼女の胸元付近に移動させる。
彼女が身に着けていた衣服はもうほぼその意味を失ってしまっていた。

「ま、お前が着やせするタイプだってのだけは嘘じゃなかったと認めてやるよ」
「それは結構。まな板並みなんだろうとか、酷い事しか言ってなかったもんねぇ、アナタは」
「仕方ねぇだろ。服の上からじゃどう見てもでっぱってる感じじゃなかったからな・・・」

言葉と同時にジョーカーは掌全体を使って彼女の胸の膨らみをやわやわと揉みしだき始める。
その滑らかな肌の感触と適度な弾力は彼の欲を再燃させるに十分だった。
彼はの白い喉元に顔を埋めた。
それと同時に彼らを包んでいる筈の草と土の匂いは消え去っていき、
の甘く官能的な香りだけがジョーカーの鼻孔を支配する。
ジョーカーは彼女のその磁器の如き肌をねっとりと味わうようにして舌を這わせた。
それに応えてが艶やかな吐息を漏らす。
だが、そこで不意に彼女はジョーカーの腕から離れ、更に彼の体に馬乗りになるように乗りかかって来た。

「っ!?」

の予想外の行動に、ジョーカーは虚を突かれた表情を見せる。
そこで彼女は赤く燃えるような空を背に、彼を見下ろして唇に扇情的な笑みを浮かべた。



「次は、本当にアナタの水分が全部なくなっちゃうかもしれないわよ?クロ君」
「・・・・・・・・・・・・・・、ケッ・・・言ってくれるぜ、望む所だ。返り討ちにしてやるよ、人食い女」


言いざま、ジョーカーは勢い良く身を起こし、の体を支えながらその唇に喰らいつく。
彼女は口角を上げたままそれを受け入れ、両腕をジョーカーの背にしっかりと回したのだった。


(END)

後書き
お初!私の大好きな黒ジョーカーとヒロBでした。
初めて書いたんですけど、個人的にこの二人のCPノリは結構好みかもしれない(笑)。
最終的にはやっぱりヒロB優勢で終るといいなぁと言う感じです。
執筆した後に「いちゃ甘?」みたいになったように思いましたが、それはそれでよしとします。
因みに、ヒロBはブラックをクロ君、ホワイトをシロ君と呼んでますが、
ジョーカー達は犬っぽくて嫌だと思ってます。
今回の話の中ではもうそれを正すことを諦めた頃ですかね(笑)
お題がユリウスの時と同じなのは、このお題がやっぱピッタリかなぁと。
ではでは、拍手下さった姫様に深く感謝をv有難うございます
 
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喰い尽くしてしまいたい Title by 群青三メートル手前

、お前はいい加減寝込みを襲う様な真似は止めろと言っただろう!」
「ほっほ、だって起きるまで待てなくて。
ユリウスだって途中から結構乗り気だったじゃない。
久しぶりだったからかいつもより激しかったし、さん、ちょっと驚いたぞ」
「〜ッ〜ッ!!お、お前と言う女は・・・・!」

黄金色の美しい満月が浮かぶ深夜。
時計塔の主の私室。
そのベッドで、彼らはほぼ裸同然の姿で身を寄せ合っていた。
室内は情事後独特の香りで満たされ、二人の体は未だ熱を持って汗ばんでいる。
ユリウスは眉間にしわを寄せ、不満げな表情を見せてはいたが、
彼女を抱く腕を離そうとはしなかった。
僅かでも気を抜けば今すぐにでも何処かに飛び立ってしまいそうな、気まぐれで美しい鳥。
それが彼女だと、彼は既にもうよく承知していたからだ。

「・・・・・・・、・・・・それで、お前は・・・・今回はいつまでここにいるつもりなんだ?」
「わお、まさか今その質問をされるとは思わなかったわ。
今の所次の滞在先は決めてないし、いつもより長くここに居ようかと思ってたんだけど、
何、さっさと出て行って欲しいの?ユリウスは」
「ち、違う!・・・・・・そうではなく・・・・」

そこで言葉を濁したユリウスに、はにやりと意地の悪い笑みを浮かべた。
そして、白くしなやかな筋肉を持つ彼のわき腹周辺にゆっくりと掌を這わせる。

「うんうん、分かってるぞ、さんは。・・・・・逆なんでしょう?にここに居て欲しい?」
「っ、・・・、分かっているのなら、聞くんじゃない・・・」

の妖しい掌の動きに反応し、ユリウスは僅かに眉間にしわを寄せ、吐息交じりに答えた。
と密着した肌と肌が再び彼の中の欲を膨れ上がらせる。
自身の胸板に押し付けられ、
形を変えているの白い双丘の先端がそれを挑発するように彼の肌を擦った。

「・・・ふふ、ユリウス、まだ足りない?が欲しい?」
「お前は・・・!だからそう言う事を簡単に口にするなと何度言えば分かるんだ・・・!?」
「・・・・・・・・じゃあ、欲しくない?」

そう問いを口にしながら、
彼女は艶やか笑みと共にユリウスの唇の端に軽く吸いつくように口付けた。
彼は瞬間的にビクリと大きく体を震わせる。
その反応を楽しむ如くして、は幾度も彼の唇の端を啄ばんだ。


「〜ッ!!!くそっ!!どうして私はこう・・・何度も何度もお前のこの手に乗ってしまうんだ・・・!」


苛立ちと悔しさを滲ませながら悪態を吐く。
それでもユリウスは彼女に抗う術を持たない。
どんなに自身を強く保ち、胸中に有る想いを抑え込もうと試みても、
彼女の前ではその試みもあっさりと崩れ去られてしまうのだ。
ユリウスは彼女を腕に抱いたまま、身を反転させ、その肢体を組み敷いた。

「・・・欲しいに、決まっているだろう・・・!私は・・・、・・・・・私はお前が好きなんだ・・・!
お前がどんなに救い難い変人で、能天気な女でもな・・・!」
「わおわーお!それって褒めてるの?」
「・・・・・・褒めている訳が無い、だが・・・・・・私だって変人だと言う自覚はある」
「・・・・・・・・・・・・ユリウス」

がユリウスの長い髪をかき上げ、彼の後頭部に両腕を回す。
ユリウスはそれに応えて彼女の扇情的な唇に自身の唇を重ねた。
口付けは即座に深いものとなり、互いの舌が絡み合い、縺れる。



「欲しいなら、あげるわ・・・。全部持っていってみる?」


の口調は甘えるような、強請る様な声音でありながら、その瞳はどこまでも挑発的だった。
彼の脚に絡まっている彼女の白く柔らかな太股に僅かに力がこもる。
ユリウスの中の情欲は再び頂点を向かえようとして居た。
そして彼は既に、それを抑え込むことを放棄している。



「・・・後悔するなよ」



そう言い終えると共に、ユリウスはの上へと覆いかぶさったのだった。


(END)

後書き
ええーーーっと、いちゃ甘企画に連動して番外編として、
ヒロBお相手で拍手夢を書いたんですが・・・。
いちゃ甘って言うか、ヒロBだとどうしてもこうね(笑)。
毎度ユリウスの位置づけが一番乙女になりやすいと言う・・・。
他のヒロインでもそうですが、ヒロBの時はそれが特に分かり易くなります。
と言うか、ヒロBってメチャクチャ久々に執筆した気がする。2年ぶり位?びっくりです。
ではでは、拍手下さった姫様、誠に有難うございますvv感謝の気持ちを込めて〜。