広々として優雅な雰囲気を漂わせたそのロビーには、
その高級感溢れる場に相応しく、紳士、淑女の姿があった。
周りにある調度品や内装を見ても、
一般庶民なでもここが格式高いホテルなんだと分かる。
本当なら、こんな場所でパジャマ姿でぼんやりソファに座っている東洋人は、
さぞかし周囲の人たちには奇異に映るに違いない。
西洋人だらけのこの場所でただでさえ目立つってのに、この格好。
怪しすぎる。
だけどこれはいつもの夢だ。
そんなことは全く問題ない。
は急いで立ち上がると、真っ先に視界の届く範囲全部をぐるりと見回した。
この場所、この空気。
この夢は間違いなくが待ち望んでたものだ。
この夢を見ることが出来てるってことは、ジャンがあの窮地を乗り越えて帰って来られたってこと。
絶対に、彼はここに居る。
は急いでその場から移動し、注意深くその場に居る一人一人の顔を確認した。
そして、広いロビーを歩き回り、彼の姿を必死で探す。
けれど、今のところそれらしき人物は見つけられない。
「あの!すみません!」
はたった今の目の前を横切ろうとしたベルボーイに慌てて声を掛けた。
この夢の中の登場人物で、ジャン以外の人間に声を掛けたのはこれが初めてだ。
だけどそのベルボーイはまるでの声なんか聞こえなかったかのように、
そのまま足早にその場から去ってしまった。
彼は本当にすぐ側に居たから、まず聞こえなかったってのはなしだろう。
声の大きさとしても、小さくはなかった。
言葉が通じなかったってのもなしだ。
何故なら、周囲の人たちが他の人間と話してる言葉は明らかに日本語。
が怪しすぎるからかと一瞬考えたけど、
夢の中でも怪しいと思われてるならとっくに向こうから声を掛けられてるはずだ。
仕方なくは今度はフロントまで足を向け、フロント・クラークの女性に声を掛ける。
「あの、すみません。お訊ねしたいことがあるんですが」
が彼女に向けてそう口を開くも、その女性はまったく視線を動かさず、
こちらと見ようともしない。
無視とかもうそういう類じゃなくて、見えてないとしか思えないほど動かない。
と言うか、悪く言えばこれもう、ただ突っ立ってる状態だ。
は数秒の間考えて、それから再び周りを見回した。
そして思わず一人、納得する。
これはあれだ。
ここに居る人たち、誰に声を掛けてもきっと結果は同じ。
彼らは、ゲーム画面で見る『背景』と一緒。
モブやエキストラと言う「人」であるものでさえなく、無機質な、例えばこのフロントのカウンターと同じ。
人の形をしてるけど、この場をより『ホテル』らしく見せるための道具みたいなものだ。
このロビーにはホテルスタッフ、宿泊客、あれこれ色々全体的に見て結構な人数居るようだけれど、
この様子だときっと皆同じに違いない。
未だにジャンは姿を見せないし。
これは自力で彼を探すしかないってことだろう。
まずとにかく、一刻でも早く彼に会いたかった。
この夢が、本当に本当に、あのジャンカルロに会える夢なんだと、安心したかった。
彼は無事なんだと確かめたい。
ドアを隔てた天国
はスゥと軽く息を吸い込み、大声で彼の名前を呼んだ。
「ジャ・・・ジャンさん!!ジャンさん!!」
周りの人間のことはもう気にしない。
ジャンの名前を呼びながら、もう一度彼の姿を探して早足に進む。
ロビーに居ないなら、客室、メインルームの方だろうか。
望みがあるならそっちにまで足を伸ばすべきだろう。
エレベーターの使い方、分からないかもしれないけど、最悪その場合、階段を使おう。
いつもならとっくにジャンの方からに声を掛けてくれてる頃だ。
だけど今回は全くその気配がない。
「ジャンさん!!です!です!ジャンさん!!」
必死で声を張り上げながら、このままもしも彼に会えなかったらという不安が過ぎったその時。
自分でも無意識に、の視線がエントランスに向かった。
それと殆ど同じタイミングで、そこから黄色いシャツに黒の上下のスーツを着た、金髪の青年が姿を見せた。
どく ん。
その青年を視線で捕らえた瞬間、の心臓が大きく強く鼓動を刻む。
彼はキョロキョロと周囲を見回し、
そしてその金髪と同じほど綺麗な金色の瞳を、こちらに、向けた。
その全部が、には何故かまるでスローモーションのようにゆっくりと見えて、そして―――
カチリ。
と彼、ジャンカルロ、その人の視線が、確かにかち合う。
「あ・・・っ」
「・・・!」
の名前を呼んだ彼が、軽く手を挙げる。
はその直後、反射的にその場から駆け出していた。
「おっと・・・!?」
半分体当たりに近い形ではジャンに抱きつく。
彼はくくっと喉の奥で笑いながら、それを受け止めてくれた。
恥ずかしいとか、考えてる余裕なんかなかった。
「こんなに熱烈に歓迎してくれるなんて、感激だワンワン」
「・・・っ、ジャンさん、良かった。無事で、本当に・・・!」
無意識のうちに声が掠れて震える。
自分でも驚いたけど、ジャンを目にした途端、本気で泣きそうになってしまってた。
彼の体に回した両腕に、知らず、力がこもってしまう。
ジャンはよしよしと片手での頭を撫でながら、開いた片手での背を抱きしめてくれる。
「あんたにステキに無敵なおまじないして貰ったし?俺、可愛いコとの約束は守るぜ」
「ジャンさん」
彼の返事に思わずは笑ってしまう。
ジャンの無事を祈って、仕事中でもそのことを考えては不安になって、怖くて。
信じていたけど、それでもやっぱり彼の姿をこうして目にするまで安心できなかった。
「なぁ、。今回はちょっと外に出てみないか?
このホテル、見たとこ外も中も俺が泊まってる場所まんまなんだよな。
多分街の方も俺が案内できると思うぜ」
「え?ジャンさんが泊まってるホテル・・・そのまま?・・・えっと」
いつもならの記憶の中にある、画面越しのゲームの景色なんかが元になってるから、
ジャンが知ってるものとは何かしらあれこれ違ってたりするのに、珍しいこともあるもんだ。
だけど、夢の中とは言え、デイバンの街を彼と一緒に見て回れるなら是非そうしたい。
が、はそこでハッとして自分の姿を見下ろした。
すっかり頭から飛んでたけど、今のはパジャマ姿だ。
微妙な表情を浮かべるに、ジャンがニヤリと笑って見せる。
「気にすンな、俺なんて囚人服とかまっぱの時もあった位だし?」
片目を瞑ってそういった後、更に彼は続けた。
「ま、案内つっても車でって意味でだけどさ。は乗ってみたい車とかあるのか?」
「乗ってみたい、ですか」
彼に問われては少しの間考える。
最初に思い浮かんだのはイヴァンの乗ってた純白の戦乙女『メルセデス』だったけれど、
その考えは0コンマの世界でもう一人のが却下した。
メルセデスはあのイヴァンがこれ以上になく大切にしてた車だ。
の想像の中でもイヴァンのメルセデスは降り積もったばかりの純白の雪が、
光を反射して輝いて見えるあの溜息の出そうな美しさを持った車だった。
そのメルセデスに夢の中とは言え、万が一にも何か起きたら、
何だかとてつもなく恐ろしいことが起こりそうな気がする。
次いで頭に浮かんだ車は鮮やかな真っ赤な車体のオープンカー。
「アルファロメオ・・・」
ジャンの、いや、CR:5の始まりの車。
は無意識に、そのイタリア車の名を口にしてた。
ほんの一瞬瞳を大きく見開いた彼は、だけどすぐにニヤリと口角を上げて笑った。
「ベルナルドおじさんの愛車ネ。・・・アイツは確かにサイコーだな」
言って、ジャンは極自然にの手を取った。
そして再び、ついさっき自分が入ってきたエントランスに足を向ける。
が、すぐに足を止めた。
「つーかそう言えば俺、どこに駐車してんのかまで知らねえや。
丁度ベルナルドの兵隊が居るから車回して貰うか」
思い出したようにそう口にしたジャンは、ロビーの隅に居た数人のスーツの男性に近付こうとしていた。
は繋いだ手を軽く引いてそれを引き止める。
「えっと、多分無理だと思います。達以外の人たち、殆ど背景と同じみたいな感じで、
こっちの言葉に応えてくれないので」
「マジか!?あー、んじゃ、ま、しゃーねえ。多分あそこだろってとこ見てみるしか・・・」
言いながら、不意にジャンの視線がエントランスの外に向かう。
それからぽかんとその一点を見つめ、すぐに笑ってに瞳を向けた。
「ジャンさん?」
「行こうぜ、。どうやらアルファロメオの方から俺達をお出迎えしてくれたらしい」
「え?」
彼が視線で示した方向を見てみると、
エントランスの外、ホテルの前に赤く艶やかな色の車が止まってるのが分かった。
そのオープンカーは間違いなくアルファロメオ。
「たまに忘れちまいそうになるけどさ、ここってば割りと何でもアリなんだもんな」
「そうですね、だって・・・」
「「これ夢ですから」」
とジャンの声が重なる。
達はそこで顔を合わせて同時に吹き出した。
「ハイハイ、来ましたよ、久しぶりに出たな、魔法のコトバ」
笑いを含んだ声でそう言う彼に、も笑顔で頷く。
凄く、幸せだった。
こんな下らないやり取りも、ジャンが隣に居て、こうして笑い合えてるってことが、
本当なら全部が全部にとっては奇跡的なことだ。
だからこそこれは夢だと、だけどもうそれだけじゃこの気持ちは割り切れない。
例えばこのジャンが、他の若手幹部の誰かと恋人同士になってたとしても、
今は、今だけは独り占めさせて欲しい。
だって、きっとこの夢は―――
「どうぞ、シニョーラ」
「あ、有難うございます」
エントランスを出てアルファロメオの前まで来ると、
ジャンはの為に助手席のドアを開けてくれた。
そして芝居染みた動きで恭しく頭を下げる。
真っ赤な車体は本当にド迫力美人のルージュのように艶やかだ。
この車は、彼らCR:5が脱獄した時に、丁度出勤時間と重なった監獄の所長ブルックスから幹部達が奪取した物と同じ車種。
ベルナルドはその時にイタ車であるこのアルファロメオをいたくお気に召したらしく、
デイバンに戻ってきてすぐにこの車を購入した。
つまり、この車はCR:5の5人が乗り込んだ、あの車と全く同じもの。
そう思うと、何だか物凄く感慨深い。
があれこれ一人で物思いに耽りつつニヤニヤしてる間に、
ジャンは車のドアも開けずにひょいっと上から運転席へ飛び乗った。
そして彼がエンジンをかけてる間、は周囲をゆっくり見回していた。
見慣れないレンガや石造り建物に少し埃っぽく汚れた空気。
見上げたコバルトブルーの空には雲ひとつなく、太陽だけが輝いてる。
「よっしゃ!そんじゃ、ま、気持ちよくかっ飛ばしてやりましょうか!
・・・あ、イヤ、でもあんたを乗せてるんだから安全運転した方がいいか」
「いえ!かっ飛ばして下さい!きっと気持ちいいですよね」
「おうよ!」
の返事にジャンがニっと笑って、いつの間にか手にしてたガムボールをぽいっと自分の口に放り込む。
それからにも同じものを差し出してくれた。
「昨日のお礼よ、ベイビー!・・・あんたのくれたあのガムさ、味美味かったし、めっさ膨らんだわ」
「あ、有難うございます」
「いんや、礼を言うのは俺の方だって、マジで。俺もオヤジもあのガムに救われた」
その言葉にほんの少しどきりとする。
もしかしてあの不思議な夢の中でジャンが噛んでいたガムは、やっぱりがあげたものだったんだろうか。
そして、のガムがあの絶対絶命のピンチを救う為に、少しでも役に立ったってことだろうか。
だとしたら、物凄く嬉しい。
だけど、きっとそれは、ラッキードッグの幸運力ってやつじゃないかとも思う。
「そんじゃ、お姫様のご希望通りかっ飛ばすとしますかね!しっかり掴まってろよ、車、出すぜ」
「はい!!ジャンさん!かっ飛ばしちゃいましょう!」
が笑顔で頷いたのを確認し、ジャンがアクセルを踏む。
真っ赤なアルファロメオは発車してすぐにぐんぐんとスピードを上げ、周囲の景色があっと言う間に変わってく。
久しぶりに遊園地のスピード系アトラクションに乗った時と同じ位の爽快感。
本当ならこんな街中で飛ばしまくるなんて怖くてあり得ないけど、ここは現実とは違う。
道路を通る車は達の他は見当たらず、道路脇に何台か停車してる程度だし、危険はない。
街中を歩いてる人たちも、さっきホテル内で見た彼らと同じく、背景同然で、
突然爆走し始めた車を気にする様子もない。
「ワオワオ!本当に俺の知ってるデイバンまんまだな、こりゃ。
つーかこれじゃ街中案内も何もあったもんじゃねえか」
「気持ちイイから問題なしです」
「いやん、いいお返事。てかさ、実はさっきあんたに乗りたい車聞いた時、
もしメルセデスって言われちまったらどうしようかマジでビビってたわ」
「ブッ!!そ、それは、も一瞬迷ってすぐ止めたんで大丈夫ですよ!」
「マジか!?これ夢ん中だって分かってても、
咄嗟にバカイヴァンがスゲェ怒り狂うの想像しちまったんだよな」
「同じく!」
そこで達は声を上げて笑った。
ジャンはもう、が彼らのことをどこまで知ってるのか聞こうとしない。
きっと、聞くのを止めてくれたんだと思う。
の為に。
ジャンが口の中にあるガムを膨らませ始める。
もさっき彼に貰ったガムを急いで噛み、彼に続いてガムを膨らませてみた。
こないだ自分で買ったガムは結構大きくふくらませられたけれど、
これは何だか難しい。
大して大きく膨らまないうちに、パチリと小さな音と一緒に弾けてしまった。
ジャンのガムは結構いい感じに膨らんでいる。
そして風船のように丸く膨らんだ後、パチンと弾けた。
「ハイ、俺の勝ち〜」
「勝負だったんですか」
あのジャンと一緒に他愛ない会話を交わして笑いあう。
しかもここはデイバンの町並みそのままで、その上乗ってる車はあのアルファロメオ。
これ以上になく幸せな、夢だ。
「なぁ、」
「あ、はい?」
前方に視線を移したまま、ハンドルを右に切り終えたところでジャンがの名前を呼んだ。
は返事をしながら噛み終えたガムをティッシュに包む。
「俺さ、最初にこの夢見た頃は、あんたみたいな可愛い女の子と会える夢、
連続で見られて、まさにラッキーだワンワンって思っててさ」
「え?・・・えっと、は、はい・・・」
ジャンのような格好イイ男性に『可愛い女の子』なんて言われると、
深い意味はないと思っててもやっぱりどきどきしてしまう。
どう返していいのか分からず、とり合えずは戸惑いつつも頷いた。
彼の横顔が、口調の軽さに反して真剣だったのも戸惑った理由のひとつだ。
「なのに・・・いつの間にか・・・、こんなイイ女だから、現実じゃ会えねえのかなって思うようになってた」
「・・・・、・・・・・・、え?」
どくり、どくり。
彼の言葉に分かり易く心臓が反応する。
『可愛い女の子』よりも『イイ女』と言う表現の方がずっと、の心を大きく揺さぶった。
そして何より、たった今ジャンが言った台詞に。
「あんたはどう見てもカタギさんだし、それどころか国籍も全く違う。
例え現実で会えても俺とは色んな意味で別世界だ」
「ジャ、・・・ジャンさん・・・」
車のスピードはさっきより少しだけ緩んでいた。
真っ直ぐに前を向いたままのジャンの金色の瞳。
どこからか潮風の匂いがして、は少しだけ視線を移動させる。
港が近いのかもしれない。
このまま、この夢が・・・ずっと続けばいいのに。
ベッタベタな乙女思考だ。
まったく笑ってしまう。
嘘だ、大嘘だ。
本当は全然ちっともまったくこれっぽっちも笑えない。
これが単なる夢だと笑えなくなった時から、は認めてしまった。
所詮は夢だって言えなくなった時から、ずっと否定してたことを認めるしかなくなった。
これは恋じゃないんだって、あれほど自分に言い聞かせてたはずなのに。
ジャンの言葉が嬉しくて、それ以上に心臓が圧迫されるような苦しさがある。
ホテルのロビーでジャンを見つけたあの時から感じていた。
今まで夢の終わりが分かったことなんてなかったのに、
前回、目覚めの瞬間が分かったあの時みたいな、漠然とした予感。
理由なんて知らない。
だけど今ハッキリと分かる。
この夢にはもう、続きがないということ―――
「ジャンさん!」
「どわぁ!?」
は彼の名前を呼んだと同時に、
唐突に彼のスーツのネクタイをグイと引っ張って強引にこちらに顔を向けさせた。
の突然な行動に不意を突かれたジャンはかなり驚いてる。
これが現実世界での運転中ならスピードも大いに手伝って、自殺行為間違いなしだ。
「ちょ、!?急にどうしっ・・・ンぅ―――」
驚きに目を見開いたままの彼の唇に、は自分の唇を重ねた。
強く押し当てただけのキス。
けれど、お互いの吐息から、さっきまで噛んでいたガムの甘い味が混ざる。
ジャンはを拒むことなく、寧ろ更に唇を密着させるように角度を変えた。
はその彼の唇を軽く一度だけ、啄ばむ。
そしてゆっくり離れた。
「この先もジャンさんの幸運が続きますようにって言うおまじないです」
「・・・」
声が微かに震えそうになるのを寸でのところで堪えた。
もう、時間がない。
この幸せな夢の、奇跡の夢の、終わりはすぐそこだ。
「、聞いてくれ。俺はどうしてもお前に言わなきゃなんないことがあるんだ」
「ジャンさん・・・」
彼に『あんた』じゃなくて『お前』と呼ばれたのは初めてだった。
そんなことさえ妙に嬉しくて、その分切なくて、唇が震える。
はぎゅうっと両手に拳を握った。
笑え。
笑え。
笑え。
笑え、。
「俺はお前が―――――」
ピピピピッピピピッピピピピッ
「――――・・・っ、う・・・っく・・・」
いつもと同じく、容赦なく鳴り響く目覚ましのデジタル音。
それと同時に目が覚めたのか、そうじゃないのか、気付けばは声を殺して泣いていた。
夢の中で泣いて、起きた時に泣きそうになったままハッとして我に返ったことはあるけど、
こんなにボロボロ涙を流していたのは初めてだ。
心臓を握り潰されそうな圧迫感は今も続き、涙も鼻水も止まりそうもない。
変なところで深く考えずに、せめて自分の気持ちだけでも言ってしまえばよかった。
考えるヒマがあるなら、押し付けでも甘えでも、言わせて貰えばよかった。
最後の最後、夢の終わる直前、ジャンがに告げようとした言葉、
それが何だったのか、もう聞くことも出来ない。
―――もうジャンとが夢で会えることは、二度とないのだ。
(END)
アトガキ
またまたまたなげえええ!(通常運転)と言うことで、前回ジャンとの絡みなかったし、
勢いがある内にここまで書いてしまえ!と執筆。
流れ上仕方ないですが、どうしてもシリアスめいてしまいました。
とり合えず今回書きたいと思ってたシーンは入れ込めたので満足です。
では、今回ここまでお付き合い下さった姫様、大変有難うございます。
あり難いコメをきっかけに、拍手をご褒美と(勝手に解釈)し、
まさか4本も書き進めるとは単純思考も捨てたものじゃない←
と言うか、姫様方に感謝感激雨霰でございます、失礼します
Title by 模倣犯心中