「・・・なっ」
続けてが口にした台詞に、ジャンは一瞬驚いた様子でこっちを見つめた。
そしてほんの少しだけ視線を逸らして苦笑する。
その目元が薄っすら赤く染まってるのが分かる。
「何だよ、ソレ。そこでそれって反則ってヤツだろ。あんたの方が男前ってどーいうことよ」
ジャンはそう言い終えてすぐに、一度、の下唇に吸い付くようなキスをした。
それと一緒にちゅ、と小さな音がする。
「あのさ、・・・カッコ悪いことに、実は今スッゲエ緊張してる」
「・・・え?緊張?ジャンさんが?」
「そうだよ、ジャンさんが!!悪いか。しかもお前があんな台詞口にすっから益々・・・あークソ、・・・・・ダセ」
拗ねて照れた様子の彼が可愛くて、は思わず笑った。
何だろう、ベッドの上のこんな状況だっていうのに、
何だかいつもよりジャンが子供っぽく見える。
「笑うなんてヒドイわ、ベイビー」
「すみません、ダーリン」
彼のおどけた口調に乗ってが返事をすると、ジャンはそこで吹き出してクスクス笑った。
それからすぐにがちらりとライトに目を向けたのに気付いた彼は、
片手でサイドテーブルにあるライトを消してくれた。
そしてのパジャマのシャツのボタンに手をかける。
私達は出逢ってしまった
物凄く今更だけど、もっと色気のあるパジャマ着てれば良かったと心底後悔した。
レディースものではあっても、形としてはメンズでも通るシャツとパンツの淡いブルーの無地の上下。
色気のいの字も見当たらない。
暗がりの中でも、片手で器用にシャツのボタンを外す彼を、
は自分の心臓の暴走具合を悟られやしないかとビクビクしながら見上げていた。
そこでジャンがくくっと喉を鳴らして、だけど困ったみたいに笑う。
「・・・前に、が自分の部屋で目が覚めてきょどってた気持ちが分かるわ」
「え?」
「この部屋・・・、俺らの泊まってるホテルの内装そのまんま過ぎて・・・、
逆に落ちつかねえのよね・・・」
「?でも前にもここだったこと、ありますよね?」
「あー、けどあんときゃ、微妙に配置とか違ってたからな。間違い探しみたいな。
だから別モンだと思えたし。けどここは・・・ビビる位に何から何までそのままだぜ」
「そう、なんですか?」
「そ、そ。今まででイチバン、現実じゃないってのが信じられねえわ」
「へえ・・・」
は彼と会話しながら、視線だけ見える範囲を見回してみる。
でも考えてみたらの知ってるこのメインルームはほぼ部屋の一部だけだ。
全体の内装は想像で補うしかなく、彼の言うことはイマイチぴんとこない。
そういう意味で考えれば、
前に彼の泊まってたホテルのメインルームに見えた場所はやっぱりの想像から来たもので、
今回のこの場所はジャンの思考回路から引っ張ってきたものってことだろうか。
そう考えるとそれもそれで不思議だ。
「つーか、俺自分がいつ寝たのか覚えてねえんだよな・・・。
普通にフロ入って出てきたらベッドにお前が居たっつー感覚でさ・・・。
―――いつの間にか寝オチしちまってんのか?」
最後は独り言のようにそう呟いて空中に視線を向けると、
ジャンはそれからすぐにまたを見下ろした。
「ま、お前がこうして俺の腕の中に居るなら、何でもイイか・・・」
言って、に覆い被さり、彼はの首筋や耳たぶ辺りに何度も唇を吸い付かせた。
シャツのボタンはたった今全部外されてしまったばかりだ。
肌寒さを感じたのと同時、ジャンの手がそこから滑り込んでくる。
鼓膜をくすぐるちゅ、ちゅ、という可愛らしい音とは裏腹に、
彼の手つきや表情はどこまでもいやらしかった。
緊張してる、なんてどの口が言ったのか。
ジャンの手が、ゆっくりとの胸のふくらみを揉み、指先が先端をこねる。
そこが彼の腹の指で押し潰されたり転がされする度、
同時にビリリと甘い痺れを感じた。
「んっ・・・あ・・・」
「夢だなんて思えねえ位・・・触り心地サイコー」
直に密着した彼の肌は、さっきよりずっと熱を持っている。
ジャンは再びの唇を奪うと、パジャマのシャツを完全に脱がせた。
更にズボンまで脱がされたところで、彼がに訊ねる。
「、寒いのか・・・?」
「ちょっとだけ、この位なら平気です。ジャンさんは?湯冷め・・・」
「しねえよ。これだけ興奮してたら体温も上がりまくってるぜ。
・・・ってことで、お姫様が凍えちゃわない内に、体温上げてやらねえとな・・・」
艶やかさと熱を含んだ低い声でそう冗談を口にしながら、
ジャンがの下着をゆっくり足から抜き取ってく。
は素直にそれに従い、なるべく下をみないようにしつつ口を開いた。
その間も当然のようにジャンの片手はの体のあちこちを這い回ってる。
この人、本当にベルナルドやルキーノのことは言えないと思う。
何だかんだで、自分でも信じられないくらいにあっと言う間に本当に体温が急上昇してるのが分かった。
ジャンの腹筋の硬く割れた部分が直に重なり合って、密着した肌と肌が吸い付くような感覚がある。
「あ、の、ジャンさん」
「ん?」
「だけ・・・その、は、裸ってズルくないですか?」
「え?・・・あ、ああー・・・」
ジャンはの指摘で自分が未だに腰にタオルを巻いてることに気付いたらしい。
彼は何故かほんの一瞬視線を泳がせた。
それからジャンは急に少し意地の悪い笑みを浮かべる。
「あらあら、オネエさんってばズイブン積極的なのねん」
「ちがっ、そ、そういう意味じゃなくて!
・・・えっと、あの・・・そういう意味じゃなくもないですけど」
「ブッ、どっちだよ・・・」
「そ、そそれは・・・」
勿論恥ずかしいのには変わりないけど、
暗闇とは言えやっぱり自分だけ見られてるというのは何だかズルイ。
ひとりであわあわしてるに、ジャンはまた笑った。
そして腰のタオルをゆっくり外し、の体に両腕を回す。
「あ・・・」
「・・・分かるだろ?お前の顔見て早々こんな感じだったから、
さすがにドン引きされちまうと思ってさ」
ジャンの足がの両足を絡め取るように捕らえている。
の太ももの内側には、直接彼の硬い昂ぶりが押し付けられ、
それがぬるりとぬめりを持っていることさえその感触ですぐ分かった。
「・・・後、正直言えば挿れる前からイきそうになる位おっ勃たせるとか、
マジ童貞っぽくて、残念野郎な自分から目を逸らしてみたワケよ」
いつもの通りのおどけた口調なのに、内容の卑猥さのせいで妙に色っぽく聞こえてしまう。
は小さく笑みを浮かべた後、返事の代わりに彼の後頭部に両腕を伸ばし、そのまま引き寄せた。
そしてまた、無我夢中でお互いの唇を貪り合う。
その後ゆっくりとジャンの手がの下腹部へ滑り降りたかと思うと、
そのままその入り口を確かめるように指で何度も撫で上げられた。
奥へ進むか進まないかの微妙な位置で、
を焦らすようにジャンの手がその付近を動いている。
「っ・・・」
「なぁ、・・・これだけ濡れてるってことは、お前も感じてくれてたんだな?」
くくっと喉で笑った彼の指に絡んだねっとりとした蜜が、ぬるぬるとその周辺に広げられる。
同時にぬちゅり、ぬちゃりと粘着質でいやらしさを帯びた水音が、
の鼓膜にいやに大きく響いた。
更にジャンの指が襞を押し上げるようにしてゆっくりのナカへと埋め込まれていく。
僅かな異物感はあったけれど、痛みは殆ど感じない。
ほんの一瞬、今までの経緯も含めて、余りにも生々しい感触にこれは本当に夢なのかって考えが頭を過ぎったけど、
それを深く考える余裕なんてにはなかった。
「・・・っは、・・・、あ・・・、ま、待って・・・、ジャンさん、あ・・・」
「・・・うん?でもお前・・・俺の指どんどん飲みこんでっちゃうぜ」
彼の言った通り、その言葉が終わるか終わらないかの頃には長い指はぬるとの中に飲み込まれてしまった。
そしてジャンがその手を動かす度に、半透明の液体が自然と溢れて潤滑油の役割を果たしてしまう。
の呼吸が更に乱れ、どんどん追い詰められてくのが分かった。
暗闇に慣れた目が、ジャンの昂ぶりを視界に入れて、そのことで更にの思考が快楽の波に引き寄せられる。
の中を指でぐちゅぐちゅとかき回しながら、ジャンはの胸元に顔を埋め、
胸の突起を軽く食んだ。
さっき指先でいじられた時とは違う、濡れてやわらかな弾力と感触。
彼からの舌と指の両方の刺激には無意識に体を震わせ、声を上げた。
「ふ、・・・あアっ、・・・ん・・・」
自分でも驚く程高く甘ったるい声だった。
きっと今のは、媚びるように潤んだ目で彼を見つめてるに違いない。
そんな表情、自分がしてるなんて全く想像できないけれど、こんな声を出してしまってるんだから、
顔に出てるに決まってる。
「・・・悪い、、俺もそろそろ我慢出来ねえわ。
お前の声、マジで色っぽすぎてこのまま射精しちまいそう」
至近距離に顔を寄せたジャンが、そこで苦笑めいた笑みを浮かべる。
だけど彼の金色の瞳は上手く笑えていなくて、獣めいた熱を湛えてるのが分かった。
お互いの体温は既に同じほど上昇し、汗ばんでいる。
「ジャンさん・・・、はっ、・・・」
そこでジャンの指がの中からゆっくり引き抜かれ、
その後を追うように透明の糸が何本も垂れ下がる。
は浅い呼吸をしながら間近に居るジャンを見上げていた。
彼は体を起こして自分の指についた愛液を舐め取り、サイドテーブルの引き出しに手を伸ばす。
未だに余韻から抜け切れてないはぼんやりその様子を眺めていた。
「思った通り、こんなとこまでそのままなのね」
言ったジャンの手にあるのは引き出しから取り出したコンドーム。
彼が迷わずそこに手を伸ばしたってことは、
現実と同じ場所にこのコンドームはしまってあるってことだろう。
暗闇の中でジャンがそれを装着してる気配がした。
ここまできといて何だけど、こういう時の空気までやけにリアルで気恥ずかしくて、
は彼から視線を逸らす。
これは夢なんだからとそのまま続けることも出来たはずなのに、ジャンはそうせずに居てくれた。
以前もそうだったように、こんな雰囲気の中でも彼はを大事に扱ってくれる。
再びに覆い被さるようにして戻ってきたジャンは、真っ先ににキスをした。
「・・・」
「・・・ン」
何度も口付けをしたせいか、唾液はすぐにお互いの口内に溜まっていく。
絡んだ舌がその温い液体の中を泳ぎ、熱い吐息が喉を満たした。
圧し掛かってきたジャンの胸板での胸が彼と同じように平らに潰され、
胸の先端が擦れる感触がする。
彼はの片足を膝裏から持ち上げた。
そしてジャンの硬く勃ちあがったものがの入り口に押し当てられる。
「ジャンさん・・・・」
「こんだけ濡れてりゃ大丈夫だと思うけど、優しくするからなるべく力抜けよ」
「・・・はい・・・」
「うん、イイお返事・・・、・・・挿れるぞ・・・」
言い終えてすぐに、ジャンが腰を動かしての中へとゆっくり進んでくる。
ついさっき慣らされたばかりのの内側は、
それでもさっきまでのものとは太さも硬さも違うその感触に少しだけ痛みを覚えた。
だけど、未だに中から溢れる愛液のおかげで、それも本当に僅かだった。
ジャンが腰を進めるたび、彼のものがの奥に埋まっていく。
自分の意思とは関係なく、彼の昂ぶりを奥へ奥へと誘うように飲み込んだ。
「あ、・・・は・・・っ・・・ジャンさん・・・」
「・・・・っ、ヤベェ・・・な、童貞並に早漏野郎に・・・なりそ・・・」
切羽詰まった様子で目元を染めていた彼は小さく呟いて苦笑した。
その困ったような照れくさそうな表情はぞくぞくするほど色っぽくて、
は彼の背中に回していた両腕にぐっと力を込めた。
それと同時にの内側が反応し、中途半端な状態に甘い痺れを感じているのが分かる。
「マジで・・・今の状態でもイっちまいそうなほど、・・・気持ち良すぎ、なんですが・・・、
・・・お前は痛くないか・・・?」
「平気・・・、です・・・。だから・・・動いて?」
は、と。
溜息のような小さな吐息と一緒にがそう口にすると、
瞬間的にジャンのものがまた質量を増した気がした。
そのすぐ後に、返事代わりに彼が律動を始める。
ぬちゅ、ズプ。
ジャンの動きに合わせて、と彼の繋がったその部分から、
今までよりずっと大きく卑猥な音が響き始めた。
最初はゆっくりと小刻みだった彼の動きが、段々と大胆になっていく。
ぐちゅり、ぬぷり。
結合部から一層ひっきりなしに粘着質な音が聞こえていた。
「・・・っ、ああっ、・・・んっ、ジャンさんっ・・・」
「・・・、っは、・・・やっぱお前、・・・すげぇっ・・・イイ」
自分の声を聞くのも恥ずかしくて声を抑えてたはずなのに、
気付けばそんなことは頭から飛んでいた。
沸騰しそうな体温と湿った空気、汗と精液の匂い。
その中でジャンから与えられる快楽に溺れていく自分が居る。
寧ろ彼が腰を強く突き入れる度、甲高く啼く自分の声さえその一部になっていた。
ジャンのどんな動きもその全部を感じたいとの内側が蠢いてるのが分かる。
このままお互いの体が相手の熱と快楽に飲まれて蕩けてなくなるんじゃないかなんて、
馬鹿みたいな錯覚に本気で陥っていた。
自分がいつイッたのかなんかもう覚えてなかった。
ただ、ジャンが達したときだけは、
自身も同じタイミングで震える程最高の恍惚感をを味わったのは確かだ。
□■□
行為を終えた直後、ジャンは呼吸を乱したままのの唇を軽く吸って、
汗で頬に張り付いた髪をそっと払ってくれた。
その指先の仕草が妙に優しくて、さっきまでもっと凄いあれこれをしてたはずなのに、
いやに甘酸っぱい気分になってしまう。
ジャンは金色の瞳を少しだけ細めて笑うと、を抱きしめた。
その後未だに熱を持ったままの体を密着させて、達は暫くの間相手の鼓動を感じていた。
「・・・・・・」
「はい?」
不意にジャンに名前を呼ばれ、視線を上げる。
間近にあるジャンの唇が孤を描いてるのが真っ先に見えた。
そして―――
「・・・俺はお前が好きだ」
突然告げられた一言に、は思わず目を見開く。
本当に、唐突な告白だった。
ジャンはの表情を見下ろしてふっと小さく笑った。
「今更何よコノヤロウって思ってるか?」
「そっ、そんな!・・・嬉しい、・・・嬉しいです」
「・・・・・・、前にさ、最後まで言えなかったから、どうしても言っときたかった」
彼の言葉で、は前回の夢の終わりを思い出す。
前回、これが最後だと思ってた、あの時の夢だ。
結局はジャンの言葉を最後まで聞くことなく、目覚めを迎え、
自分自身の気持ちも告げられないままで、死ぬほど後悔した。
きっと彼に会えないままで居たら、ずっとずっと後悔し続けてたに違いない。
だけど今、ジャンは間違いなくの目の前に居る。
名前を呼んで手を伸ばせば、届く距離に。
ジャンカルロ・ブルボン・デル・モンテ。
彼はもうにとって画面越しの、二次元のキャラではあり得ない。
遠い存在であるには違いないけど、それでも今はずっと近い存在だとも言える。
取り合えず今は、あれこれややこしいこと考えるのは止めとこう。
とっくに決めたじゃないか。
ここでは一番大事なこの想いを最優先すること。
知らず、は満面の笑みを浮かべる。
「・・・ジャンさん、も・・・、もジャンさんが大好きです」
何だかあんなことをした直後に告白しあうなんて妙に照れくさいと言うか、
あまったるい感じがする。
だけどそんなこと以上に幸せだった。
この先のことなんか分からないけど、本当に凄く幸せで。
ジャンも同じ気持ちで居てくれるんだろうと思えることがこの上なく嬉しかった。
だからこの時、もジャンも忘れていたのだ。
本来ならこの夢は、いつも容赦なく唐突に訪れる自分達の目覚めの時間で終わりを告げる。
の場合は目覚ましのデジタル音。
夢の長さはいつもバラバラだったし、夢から醒めると気付けたのは前回と前々回の2回。
だけどこの日、はその兆しめいたものを全く感じなかった。
そしてジャンも、最初からこの夢には疑問を抱いてた。
だからもっとちゃんと考えるべきだったんだとも思う。
多分、お互い再会した時にもっと冷静であれたなら、達は気付いてただろう。
だけどそんなのはまぁ今だから言えることで、当然あの時、冷静でなんて居られるはずもなく。
達はこの後、自然と瞼を閉じて相手の体温を感じつつ、眠りに付いた。
そうだ、寝てしまった訳だ。
夢の中で寝ることが不自然だとは思わない。
だけど、そういうことじゃなくて、つまり―――――
□■□
「・・・ん、・・・」
静かに意識が浮上して、は自然と目を覚ました。
布団の中の心地よい温かさに朝の肌寒い空気を感じる。
瞼を開けて、数秒。
まだまともに動き始めていない思考回路に、視界も完全には戻ってない。
それから体も起こさずぼんやりしてる間に少しずつ違和感を覚えてくる。
まず、何だか体のあちこちに何とも言えない感触が残ってる。
シーツの質感も何だかばりばりしてるように思えるし、いや、それ以前に―――
「―――――?・・・!?っ!!!???」
「ん〜・・・ふぁ・・・」
目の前に居る金髪で綺麗な顔した外人さん。
と同じベッドで寝てた、今、目覚めた、この彼は―――
いやいやいやいや、いやいやいやいやいや。
ないないないないない。あり得ない!!
ぼんやりと、彼は至近距離からを見つめる。
は半分石化し、半分呆然と彼を見つめ、
そして彼もその状態のを数秒間見つめ続け。
ガバリ。
突然勢いよくベッドから身を起こした。
「・・・、は?え?・・・なのけ?」
「そ、そうです、ジャンさん・・・」
「・・・じゃあ、これは夢の続きってこと・・・ダヨナ?」
にそう訊ねながらジャンはキョロキョロと周囲を見回し、更にカーテンは閉まっているけど、
朝の光が差し込んでる外へと視線を向ける。
そしてまた周りに目を向け、再度、に目を移す。
「・・・・・・・な、なぁ・・・もしかして」
「・・・・・・・じゃ、ジャンさん・・・・」
シーツを胸元に集めてぎこちなく体を起こしたは、
引きつった笑みを浮かべて彼の名前を呼ぶ。
達は混乱していた。
パニック&パニック。
まさかまさかまさかまさか。
「ジャンサン、ココハデイバンデスカ?」
「・・・・・・・・・・・・ハイ、デイバンデス」
「え?」
「え?」
混乱しきった頭で二人でまるで英語の教科書の一文みたいなやりとりをした後、
再び呆然とお互いを見つめる。
前回の夢のときに感じてた、これが最後の夢になるんだという予感。
あれは間違いなく的中していたのだ。
つまり、それは――――
「えええええええええええ!!!???」
「えええええええええええええええ!!!???」
――――終わりであり、そして始まりの合図だったということ。
(Fin)
アトガキ
終わったあああああ!!!終わったぞおおおお!!奇跡ぢゃあああ←←
オチそれかいいいなベタな終わりも最後まで書けた事には違いねぇ\(^0^)/
と言うか、実はこの話考えた最初から初めと終わりだけは考えてたので、
私としてはこの路線で間違ってません 笑。
もしかしたらこのオチは7話前編読んで下さった姫様の中には気付いてた方もいらっしゃったかな。
つーか今回微エロで止めるつもりが気付いたら裏に食い込んでしまい、
そのおかげでまたしても長く、そして時間がかかってしまった。
やっぱり裏夢は妄想は捗るけど文章にすると精神力消耗しますわ。
これ夢主視点だからこの程度で終わってますけど、
ジャン視点だったら多分3話からラストまでエロ描写ありまくりだったんじゃなかろうか 笑。
ジャンも夢主もコレは夢だからって割り切れる部分と、
そう思いながらも羽目を外しすぎない部分と両方書けてたらいいなと思ってます。
特にジャンはコレ夢ですしおすしって弾けすぎたらとっくに夢主食ってたはずだし←
しかしここまで姫様方のおかげで本当に一気に話を進められて、
自分でも信じられない事に完結させてしまいました。一話のアトガキ完全に腰引け気味ですからね笑!
もう本当に、姫様方には感謝感謝としか!!最後までお付き合い頂き、誠に誠に有難うございます。
Title by 模倣犯心中