余裕なんてない甘い息苦しさに目覚めた瞬間。 口内をねっとりと犯す熱い舌の存在に気付いた。 同時に覚醒したばかりの私の耳に響いた水音は酷く淫靡で、 既に生ぬるい唾液が私の唇の端から溢れ出ている状況だった。 「・・・ん・・・、翼・・・君は・・・・。」 「フッ、ようやく起きたのか・・・?。どうだ?俺からの目覚めのKissの味は。」 言いざま、翼は私の唇から鎖骨にかけて舌を這わせて唾液を舐め取る。 奴の湿った吐息が私の肌を撫でた。 「・・・・目覚めのキスにしては濃厚過ぎる・・・。」 「だが気持ち良く目覚められただろう?」 クック。 喉の奥で小さく笑い、翼が私の上へと覆いかぶさってくる。 そして奴は鎖骨にまで這わせていた舌を徐々に下へ降ろして行き、胸元に顔を埋めた。 それと共に翼の掌が私の太腿付近で弧を描くようにして彷徨う。 「・・・翼・・・私は起きぬけなんだが・・・。君は…早朝から発情しているのか?」 「副担任、お前は教師だろう?生徒に性教育をするのもジムだ。」 「・・・・・・・君の場合、性教育よりも他に教えるべきことがある・・・。 それにジムではなく、義務だ、翼。」 「こんな時にまでセッキョウはよせ・・・。萎える・・・。」 返事とは裏腹に、奴の『その気』は全く萎えた様子はない。 濡れた舌が私の肌をゆっくりと滑って行く。 「っ・・・は・・・。」 同時に私の体を甘い痺れが襲い、私は無意識に僅か吐息を漏らした。 翼は胸の頂まで舌を這わせると、膨らみの突起を口に含み、それを舌先で転がし始める。 目覚めたのはつい数分前だと言うのに、私の体温は確実に上昇していた。 更に、密着した素肌が汗ばむ。 「翼・・・今日はどこかに出かけると言っていなかったか・・・? っ・・・この分だと・・・・私の体力が持たない・・・・・・・・。」 「ならばScheduleをヘンコウする・・・。今日はこのままBedで過ごすぞ・・・。 、お前は一日中俺だけを見て、俺だけを感じていればいい・・・。」 脚と脚とを絡め合わせ、翼が低く囁く。 無駄な肉の一切ついていない適度な筋肉のついた均整の取れた翼の色白の体は、 年下と言えども十分に男の色気を発散しているように見えた。 「・・・翼・・・。」 奴の名を呼び、同時に私はその体に腕を回す。 そして私は翼の色素の薄い柔らかな髪にそっと口付けた。 「まさかとは思うが・・・途中で永田さんが踏み込んできたりはしないだろうな?」 「It's no wonder.アイツもその位のハイリョは出来る。 それに・・・この俺が他の男にお前のこんな姿を見せるワケがなかろう・・・。 誰であろうとそんな事はこの俺がゼッタイに許さん。」 言い終えると、翼は私の唇を自身の唇で塞いだ。 そうしながら、掌で捏ねるように私の胸の膨らみを揉みしだく。 その感触に、知らず、体が小刻みに震えた。 互いの口内で熱い吐息が絡み合い、溶け合う。 私達は角度を変えては幾度も唇を重ねた。 「・・・I LOVE YOU・・・. 俺がお前に溺れているように、お前も俺に溺れさせてやる・・・。」 掠れた声で囁く翼の台詞。 英語で告げられた一言が、くすぐったくも心地いい。 私は奴の背中に回した腕に僅か力を込めた。 「I love you, too・・・」 翼、君はまだ気づいていないのだろうか。 こんな台詞を恥ずかしげもなく口に出来てしまう程、私はもう君に溺れていると言う事を。 (END) あとがき
初めてのお泊まりシチュ、翼でヒロAでした。一応Bネタも有りますが、形になるといいなぁ・・・。
えれえ短くなってしまいました・・・。あれ?しかも翼が何かがっついててすみません。 余裕がないのはお互い様的な感じで書こうかなと思ってたけど、明らかに翼の方が・・・。 ではでは、ここまでのお付き合い、誠に有難うございました!失礼致します。 |