横恋慕


おい!・・・・おい、コブタ!!なァにぼけっと間抜け面してンだ?
ブチャイク面が益々グチャになってンぜェ?
―――アーはいはい、どーせナナの奴に置いてけぼり食らってブヒブヒ鳴いてたんだろォが。
アア?違う?何が?どこが違うってンだ、言ってみろ。
最近オマエら全然一緒ンとこ見てねェぞ。ナナがバイトとバンドで忙しすぎて会う時間もねェってか?
ケッ、ヴァーカ!だーから言ったンだよ、
オレ様のチュウコクを無視すっからソーユー事になるンだってェーの。
ンだよ、まだ反論する気かァ?はいはい、ケナゲ、ケナゲ。
っつーかその「あたしはシュンが好きだから。」とかっての、
マジうぜぇ、マジムカつく。大体ホントはオマエ無理しっぱなしだろうがよ。
見てるコッチがイライラするってェの。
・・・・・・・・・オマエさ、気づいててやってンのか?
気付いててオレ様の見えるとこでばっかソーユー面してンのかよ?
寂しいンです、構って下さいみてェなその面。スゲェいらつく。
このオレ様よりもナナを選んだのはオマエだろーが。なのにイマサラそんな顔晒すな、バーカ。
アア?何のこと言ってンのか分からねェだと?
―――・・・・・・・・・・・・チッ、マジでオマエ、ムカつくゼ・・・・・・・・・。
アアーくそ、だったら今言ってやる。今、ここで選ばせてやる。

――――――――――オレ様なら、オマエに退屈させる暇も与えてやらねェ程構ってやるよ。
誰にも触れさせねェ、誰にも渡さねェ・・・・一生オレ様だけの側に置いてやる。
だから・・・・今からでも遅くねェ、ナナの奴よりオレ様を選べ。オレだけのモンになれよ。
言っとくが、適当に誤魔化して逃げようなンて下らねェ事考えンじゃねェーゾ。
キッチリ答えろ。オレを選ぶか、ナナの奴ンとこに行くのか、オイ、どっちだ?


・・・それでも、やっぱりあたしはシュンが好き。

・・・・・・・・・あ・・・あたしは・・・・。あたしは・・・・・・・・。