油断も隙もない男。
いくら彼氏だからって、気安く合鍵なんて渡すんじゃなかった。
激しく後悔の渦に巻き込まれながら、結局その手に堕ちていく。
いつも飢えてるその中に。
【5.狼は発情する】
珍しく早く家に帰り着いたその日、あたしはアパートに戻るとすぐにお風呂に入ることにした。
とりあえずは服を脱ぐ前に、メイクを落すために洗面所でクレンジングオイルを手にしてそれを掌にのせる。
手で顔にオイルをまんべんなく広げているところで玄関からガチャガチャと鍵を開ける音がした。
誰だかなんて確認しなくても分かってるからそのままで、
私はオイルで浮かんできたメイクを水で洗い流す。
タオルで顔を拭いている途中に、洗面所のドアが開いた。
「OH!どこかと思やぁここに居たのか、今日は早かったな。」
「政宗も珍しく早かったんだね、この時間にここに来られるなんて。
で、お腹空いてるの?お風呂入った後になら何かつくるけど。」
私の質問に政宗は一瞬迷うような表情を見せた後、何故かニヤリと笑って答えた。
「Yes.I'm so hungry.」
「分かった、じゃあすぐにお風呂入ってから作るから。」
あたしがそう答えたにも関らず、政宗は洗面所から出て行こうとしない。
「政宗、出て行ってくれないと。
私はお風呂に入るから、お腹空いてるんだったら早いとこ済ませて欲しいでしょ?」
「そうだな、確かに俺は腹が減ってるぜ、今にも餓死しちまいそうな位にな。」
「??会話がかみ合ってないわよ、だったら早く・・・・」
「OK.honey!今すぐ頂くぜ。」
またしても唇の端を上げて政宗がそう言って、突然グイと私を自分の方へ引き寄せた。
そして驚いて声を上げようと開いた私の唇を噛み付くように唇で覆う。
開いていたその唇を更にこじ開けるように政宗は舌で割りさいて私の口内に侵入させた。
その間に片手で器用に私の着ている服のボタンを外し、前を肌蹴させる。
そしてキャミの下から手をいれると、手馴れた様にブラのホックを外した。
その全部が余りにも手際が良くて、
しかも片手で私の抵抗を抑えて片手で洋服を脱がすという妙な凄ワザまで披露してくれた。
「んっ・・・ま・・・政宗・・・!」
やっと唇を離されて、私はすぐにヤツを睨みつける。
そしてまた無駄だと分かっていながらも抵抗しようと身体を動かそうとした。
勿論、ビクともしやしないんだけど。
政宗は余裕の笑みを浮かべたままで、私の唇から顎へ伝うお互いの唾液に舌を這わせている。
その上、今度は腰の辺りにあるスカートのチャックをまた片手で器用に下げた。
「ちょっと・・・冗談もいい加減・・・・っっ・・・!」
パサリ・・・・
床にスカートが落ち、私は殆どもう下着だけの姿を奴の目にさらすことになる。
あいつの長い脚が私の太腿を割るように滑り込んできた。
「言っただろ?俺は腹が減ってんだ、今すぐ俺の腹を満たしてもらうぜ。」
「っ!?そっ・・・そんなこと聞いた訳じゃ・・・!私は・・・!」
「No problem.風呂に入りてぇってんなら入れてやろうじゃねぇか。俺も一緒に、だがな?」
「っ!!???」
その言葉に瞬時にして固まる私。
政宗の右手が緩められたブラの下から私の胸をまさぐるように弄び始めた。
その途端、嫌でも私の身体がビクリと反応する。
奴は更に胸の膨らみから掌を移動させ、先端の部分を指先で転がした。
「っあっ・・・・・っ・・・」
「、俺の服はアンタが脱がせよ。」
「っ!?やっ・・・私はしないから・・・あっ・・・・」
政宗の唇が耳元すれすれで止まり、吐息が吹きかけられる。
それと同時に奴が口を開いた。
「俺はいいんだぜ?アンタは真っ裸だってのに、俺だけ洋服着てても平気だってんならな。
このまま犯すのもまた楽しめそうだ。但し、洋服ですれて痛い思いするのは、アンタの方だぜ?
Are you ready?honey.」
「・・・っ!!このサディスト!!!」
「OH!クククッ・・・そりゃcoolな響きだねぇ。」
嬉しそうに喉を鳴らして笑う政宗の喉を噛み付いてやりたい思いで睨みつけながら、
結局私は小さく溜息を吐いた。
だけど、まだ逃げるのを諦めた訳じゃない、絶対。
政宗が押さえつけていた手を離してくれたところで、私はゆっくりとアイツの服を脱がせていった。
勿論、上半身だけ。
奴はジーパンのベルトを自分で外し、それを床に落とした。
そして私の胸元からゆっくりと手を下へ移動させ、下着の中へとその手を侵入させていく。
「っあ・・・っ!」
「、アンタのここ、濡れてるぜ?」
わざと私に尋ねるようにそう言って、下着の中へ入れた掌でその部分を刺激する。
政宗の長い指が私の中へ入ってくるのが分かった。
その途端、妙に湿った音が耳を突く。
つまりそれは結局自分がアイツの言葉や行為に翻弄されまくっていた証拠だ。
身体がそれに反応してると言う厭らしい証拠。
下着が濡れて肌にまとわりつく、それでも政宗はそれを一気に脱がそうとはしなかった。
それがわざとだと分かっているからまた腹が立つ。
だけどだからと言ってどうしようもなくて、
アイツが私の中を指でかき回す度に身体の中から疼く何かを止める事も出来なかった。
「Baby.蜜が後から溢れてきちまってるねぇ。こういう場合、我慢はするもんじゃねぇぜ。You see?」
「あぁっ・・・・・・いッ・・・や・・・・・!」
蠢く奴の指に思考回路をメチャクチャにされながら、足腰に力が入らず不本意にも目の前の狼にしがみ付くしかなかった。
政宗は満足そうに口の端を上げて笑い、また指を増やして執拗に攻め立て始める。
グチュ・・クチュ・・・
厭らしい音が耳に大きく響き、私の脳の、身体の奥を刺激する。
身体が熱くなってきているが自分でも分かった。
「・・・ッ・・・政・・・宗・・っ・・・・。」
「What?おねだりなら自分で俺の服を脱がせてくれよ、アンタのその手で。」
その端整な横っつらを張り飛ばしてやりたい。
だけど今の私にそんなことが出来るわけはなかった。
「、アンタが動かなきゃ俺は動いてやらねぇぜ?」
「っあ・・・んっ・・・!ああ・・・っ・・・」
中を刺激し続ける政宗の指が、1番敏感で反応しやすい部分を更に強く突いてきた。
身体はそれに反応して大きくビクンと震えて、我慢する間もなく声が漏れる。
政宗は中に挿し入れていた指を抜き、濡れた掌で私の内腿をぬるぬると滑らせるように撫でた。
「っ・・・・」
「Hey!my sweet honey.言ったはずだぜ?おねだりなら自分で動きな。」
焦れた私の表情を見て取ったアイツが楽しそうにそう口にした。
悔しくて情けない、だけど逆らえない今の私。
震える指先で政宗のジーパンへ手を伸ばし、そのチャックをゆっくりと下ろす。
下ろしきった所で政宗が私の手を掴んでそれを自分の首の後で組ませた。
「俺に掴まってな、。じゃねぇと脚が立たなくなっちまうぜ。」
「ん・・・・・・・・。」
短く返事をした私を満足そうに眺めて、政宗がジーパンを片手でずらした。
そして空いた片手で私の身体をグイと引き寄せる。
無駄な肉がついていない筋肉質な身体、直に触れ合う肌と肌で汗ばんでいるのが分かった。
内腿にあたる固くなった政宗のもの。
それが私の内股を伝い始めている半透明の液の湧く中心部分に押し当てられる。
だけど、ギリギリ、入れずに。
「最後の言葉が足りないねぇ、honey.アンタの言葉で聞かせてくんな。」
「ズルイ・・・政宗・・・あんた・・・・・・・・・・。お腹空いてるって言ったのは・・・あんたの方なのに・・・。
焦らさないでよ・・・・・・・。」
逃げるのを諦めた訳じゃない、そう思っていたのに、私の口から出たのはどう考えてもヤツを求めるその台詞。
とっくの昔に正常な思考回路なんて、壊れてしまってた証拠だ。
政宗は私の身体に腕を回したまま、壁に私を押し付けた。
「よく分かってるじゃねぇか、。Yes,That's right.
俺はアンタが欲しくてたまらねぇ。
喰らい尽くして、全部飲み込んでやるよ。アンタが冷めない内に頂くぜ。」
「っあぁっ・・・」
言い終えるとすぐに政宗は私の中へ硬くなった自分のそれを突き刺すみたいに挿し入れた。
その瞬間に痛みにも、痺れにも似たものが身体を駆け抜けて、私は身体を反らせた。
ジュプッ・・・
濡らされていたその部分から、粘膜せいのある音が響く。
政宗が動く度にそれは大きさを増すみたいに思えた。
私の内に疼いていたものが一気に目を覚まし、政宗を身体全体で感じようと自分から彼にしがみ付く。
お互いの身体から発する熱が、さらに私の思考をメチャクチャに飲み込んで言った。
「政宗っ・・・・・ああ・・・あぁぁっ・・・・!」
「・・・You are so Beautiful.もっと俺だけ感じてな。」
政宗の律動が激しさを増し、下から突き上げられて私の身体ごと揺さぶられる。
立っている事さえ出来なくなりそうになる私を、政宗は私の片足を自分に撒きつけるようにして支えていた。
響き渡るのは繰り返される厭らしくて淫らな音。
五感が刺激され、政宗しか感じられなくなる。
もう既に意識がなくなりそうな状態だった。
それでも彼は容赦なく何度も何度も突き上げて、貫くみたいに腰を打ちつけてくる。
「っあっ・・・あぁぁっ・・政宗・・・・・・・駄目っ・・・私もう・・・!」
「クッ・・・。」
ジュポッ・・・
ひと際耳に水音が鳴り響いて、政宗が私の中へ白濁した液を飛び散らせる。
内股に私と彼の混じりあった精液が伝った。
私はグッタリとしながら、政宗に寄りかかるように抱きついたまま荒い息をしていた。
まだ快楽の波は余韻を残して私の中にある。
「政宗・・・。」
彼の名を呼ぶと、政宗は無言で熱い唇を私の唇に押し付けて重ねた。
抵抗する気はもうまったくなく、自分からそれを僅かに開いて政宗の舌を迎え入れる。
口内に広がる独特の感触。
絡められた舌が、私の口内を貪っていく。
それから暫くの間お互いただ何度もキスをかわして、あたしはゆっくりと政宗から身体を離した。
すると、政宗がニヤリ、と例の笑みを唇に浮かべる。
そして手にぬらりと煌く半透明の液をつけたまま、円を描くように私の胸のふくらみを撫でた。
「んっ・・・あっ・・・。」
してしまったすぐ後の敏感な身体、それだけで妙に甘ったるい声が出る。
政宗は口の端を上げたまま言った。
「honey.これで終いと思ってるわけじゃねぇよな?俺はまだまだアンタを喰らい尽くしちゃいねぇぜ。」
「っ・・・・まさか・・・政宗・・・。」
先を続けられない私をよそに、政宗がバスルームのドアを開ける。
「言ったはずだぜ、。風呂に入りてぇなら俺も一緒に入るってな。Remember?」
狼の食欲は止まらない。
(『舌なめずりで待ち受けてるよ』へ続く)
---------アトガキ----------------------------
無双で裏夢挫折中のため、微裏と言う事で始めましたが・・・、
いきなりパラレルでした。しかも無意味に長く、その上続きます・・・。
裏夢って本当に文章力必要性大ですね。
言い訳していたせいか無双の裏よりキーを打つ手は早かったですが、
これまたストップしそうなショボい予感です。
打ちのめされるくせに手を出すからいかんのですよね。
まぁだから「微裏」と言って逃げ道作ってる訳ですが(苦笑)
この先これまた需要があるのか謎過ぎますが・・・見捨てないでやって下さい。
では、こんな作品に最後まで付き合ってくださったお客様、誠に有り難うございました!
失礼致します。
ブラウザバック推奨