「痴漢、変態!!拉致魔っ!!何すんのよ!」
「おいおい、今更それを聞くんじゃねぇよ、ナニするんだろ?」
「!!!!!!!!!!」

誰か!!この際もう誰でもいい!!!ザビー叔父さん!!
タダカーツ!!!タダカーツ!!!

早くしないと私自身が忠勝的な音しか発しなくなってしまう。
って言うか、既にそれに近い。
さっきまでビビり過ぎて硬直してた私だけど、
さすがに本格的に女の操の大ピンチを感じ、激しく手足をバタつかせていた。
そりゃもう駄々をこねる子供みたいに。
だけど上から覆い被さってきている政宗の奴にあっさり長い脚を絡められて足を封じられ、
更に、片手で両手首を封じられていると言う情けない状況だった。

「放せ!!放して、この強姦魔!!力の限り叫び続けてやるわ!!
痴漢、変態!!!ドS野郎!!!」
「その罵声を喘ぎ声に変えてやるぜ、。安心しな、ここは防音設備も整ってんだ。」
「なっ・・・・!!!!」

最悪過ぎる、ドSフェロモン大王の巣窟に監禁されてしまった。
それだけじゃない、このままだと確実に私は食われる。
食われてしまう。
ぐるんぐるん。
パニくりまくって脳内思考が正常に働かない。
どうしようかと必死で考えていると、不意に、
政宗が着崩した制服のネクタイをシュルリと自分の首から引き抜いた。
不覚にも、その姿が格好いいなんぞと考えてしまう。


駄目だ、私の脳みそ相当腐ってるわ、この状況で!


自分自身に心底呆れる。
と。

「っ!!??ちょっと、政宗先輩!?」
「Nice and easy.安心しな、そうキツク結ぶつもりはねぇ。」
(おとなしくしろよ)
「そう言う問題じゃないし!!」

私の頭上で両手首をひとくびりにしてネクタイを巻きつける政宗。

マジであり得ない。
マジであり得ない。
マジであり得なさすぎる!!!

「っちょ、ちょっと、やだっ・・・!」

政宗が私の耳元に屈みこんできた。
それと同時に奴のあのさらさらとした嫌味な位に綺麗な色素の薄い髪が私の頬に触れる。
お互いの足を無理やり絡めさせられているせいで、
嫌でも太腿やふくらはぎの体温が上がり始めていた。

。」
「っ!!」

ねっとりと私の耳を舌でなぞるみたいにして舐めつけながら、
言葉で直に鼓膜を震わせるように政宗が私の名前を呼ぶ。
あの、独特の、低くて、甘い声で。

「アンタだって俺が好きだから俺と付き合ってんだろ?
だったら俺に触れられるのが嫌な訳はねぇよなぁ?」
「ちょっと、ま、ウぁ・・・っ!」

アイツが唇を動かす度、生温かい吐息が私の耳元に触れる。
アイツの舌先が動く度、そこから弱い電流が流れてる気がする。

やばい。
やばい、やばすぎる。
このままじゃあ、こいつの罠にハマって終わってしまう!!!

「俺はいつでも思ってるぜ?アンタを抱きたくて仕方がねぇってな。」
「ばっ・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


タダカーーーーツ!!!!タダカーッツ!!!
マジでもう、誰か、誰か、誰かっ!!!


耳元なんかで直にそんな核爆弾的な獣な発言をされたせいで、
私は心停止を起こしそうになっていた。
と言うか、もう何度か心停止したと思う。
このフェロモン野郎はどこまで私の脳内を破壊し続ける発言と行動をするつもりだろう。

「っ政っ…!!??」

私の制服の脇腹から、スッと、政宗の手が侵入してくる。
あばら付近を撫で上げるみたいに動いたかと思うと、奴の手が私の背中へ回った。
プツ。
ブラのホックがそりゃもう呆気ない音と一緒に外される。

「まさ、まさむ、まさ!!!!」
「舌が回ってねぇぜ、。」

くく。
喉の奥で笑いながら、フェロモン大王政宗が私の唇を塞いだ。
唇が重なり合った瞬間に、奴が私の唇を割って舌を挿しいれて来る。
口内を隅々まで荒らしまわる政宗の舌。
生温かくてぬめりとした感触。
いつの間にかそれに答えてる自分が居る。
ああもう、結局これだわ。
自分自身に呆れつつも、全然嫌じゃなくて。
って言うか、嬉しい事がある意味問題。
ここは学校だ。
そう、学校の一部には間違いない。

「っ・・・アっ、ちょ、政宗先輩・・・!」

気付かない間に完全に胸元を捲りあげられて、裸の胸を晒されている。
最悪だ。
両手を封じられてるから無防備にオープン状態。
どんなサービスだろう、これは。

「・・・やだっ・・・こらっ、待ってよ・・・!」
「I can't wait.ま、はなっから待つつもりなんざねぇがな。」
(待てねぇ)

言いながら、私の胸の谷間(と言えるほど大そうなものじゃないけど)に顔を寄せる政宗。
もっとあり得ないことに、奴の片手が私のスカートを太腿までめくり上げてきている事だ。

「なぁ、・・・。」

私の胸元に舌を這わせながら、吐息交じりに奴が話しかけてくる。
私は政宗の手が太腿からするすると下着に伸びた事が気になり過ぎて、
返事をするどころの騒ぎじゃない。
アイツはそれに構わず続けた。
因みに、続けたってのはどっちもだ、言葉も、行動もどっちも。
つくづくドぐされ野郎だと思う。


「アンタが俺から逃げんのは、俺を嫌ってるからじゃねぇよな?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」

続けられた質問。
一瞬、本気で驚いた。
予想外の台詞。
また人を煽るような、厭らしい台詞を口にしやがるもんだと、思い込んでたから。
しかも、やけに真剣な声で。
奴は未だに私の胸元に屈みこんでて、こっからじゃどんな顔をしてるのか分らない。
でもこれははぐらかしていい質問じゃないってことだけは分ったから、
私は素直に答える事にした。
全く手のかかるボンボンだ。

「そんな訳ないでしょ…。あんたが常識超えた行動ばっか起こすから逃げてんのよ。
嫌いだったら付き合ってないし、
・・・・・・・・・・・・こう言う状況になった時用に護身用でも持ち歩くわよ。」
「HA!アンタらしい答えだな、。」
「フン。」

そうだ、せめて学校で拉致監禁とか無理やりプレイでなければ、
私だって好きな人と触れ合いたいとは思う。
コイツの場合色んな意味で非常識過ぎるからこっちだってそれ相応の対応になるだけ。

「じゃあ、合意の上でのことだ、続行しても問題ねぇよなぁ?ちゃん?」

言いざま、体を起こした政宗が私を見下ろして唇の端を上げてニヤリと笑う。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい?!」

変わり身の早さに目が点状態の私。
ついさっきまでのシリアスムードは一瞬にして消えた。

「帰りは俺が車で送ってやるから、安心しな。」
「いやいやいやいや!!!そう言うことじゃないわよね!!!」

ドSフェロモン大王はそれはそれは楽しげにクックとまたしても喉の奥で笑いやがった。


ああもう、あああもう!!!


この性欲過多の超ドSエロ殿は!!!!!!!


だけど結局、私もその手に堕ちて行く。
最悪で最高のパターンだ。

(終わり)


--------アトガキ---------
どうにか終わりました。途中微エロ領域超える展開になりかけましたが、
ヒロインの性質上それは無かったです(笑)
何気に男装ヒロとネタ被りまくりなんですけど(告白)
前回執筆から間が空いたせいで何か思ってたのと違う感じに仕上がりました。
ではではここまでのお付き合い、誠に有難うございました。失礼します


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