「そこら辺に適当に座ってて、今タオル取って来るから。」
「・・・うむ・・・。」

政宗と久し振りの外出。
突然降り出した雨に、
私達は雨宿りをする為に結局私のアパートに来る事になった。
因みに、政宗がここに上がるのはまだ2度目だ。
そのせいか、彼はらしくもなく妙に緊張しているみたいだった。
その証拠に口数がいつもより少ない。

「はい、タオル。・・・でも、何かズブ濡れって感じじゃない?
あ、着替えあるわよ。上だけだけど、フリーサイズだから政宗でもいけると思う。」
「・・・いや、いらん。」
「政宗がいらなくても、私が要るから。そのままで風邪引かれても困るしね。」
「フン、わしはこの程度平気だと言っておろう。」

眉間にしわを寄せて彼が言った。
口数が少なくても、緊張してても、政宗はやっぱり政宗だ。

「君の洋服、雫が滴ってるし、部屋が濡れる。取って来るから着てね。」

それだけ言って、私はさっさと政宗の着替え用にTシャツを持ってくる事にした。
何だか微妙に不服そうな、どこか機嫌の悪そうな政宗。
外出中はそうでもなかった筈なのに、
雨宿りしにここへ来る事になってからだと思うのは、気のせいだろうか。

「政宗、持って来たわよ。って、君、髪の毛位拭きなよ。ほら。」
「・・・・・・なっ・・・!」

部屋の真ん中に突っ立っていた政宗の手からタオルを引っ手繰って、
私はそれを彼の頭に被せて色素の薄い茶色の髪を拭いた。

「ばっ・・・!馬鹿め!!これしきわし自身で出来るわ!離せ!」
「すぐ終わるって。」

動揺しまくる彼を無視して、私は彼の髪にタオルを乗せたまま動かし続ける。

!」
「っ!?」


―グッ。


名前を呼ばれた瞬間、唐突に、彼が私の腕を掴んだ。
私は驚いて政宗に視線を向ける。

「な・・・何・・・!?」
「貴様は少し場の空気を読んで察すると言う事をしろ!」
「痛っ・・・政宗、腕、痛い・・・・・・・・・・・。」


ハラ・・・。


私の手からタオルが床に落ちた。
至近距離。
政宗が、私に近付いてくる。
お互い洋服が濡れたままの湿った生温い体温が、重なり合う。
私の唇に、彼の唇が強引に押し付けられた。
噛み付く。
例えるならそんな感じに、彼は私の唇にキスを繰り返す。
気付けば、私はフローリングの床の上に押し倒されいてる状態だった。

「ちょっと・・・政宗・・・待っ・・・・・・・・・」
「煽ったのはお前の方だぞ、 ・・・・。
あまつさえ、わしをこの部屋に呼び込み、更に濡れた衣服でわしに近付くとは・・・、
誘っているのだとしか思えぬであろう・・・!」
「って、それは君の勝手な解釈でしょう・・・!」

彼の片手が私の背中に回される。
洋服の下から手を入れると、政宗は素早く私のブラのホックを外した。

「こらっ・・・!待って・・・っ・・・!」

濡れた私の背中に直に肌に触れた彼の手が撫でるみたいに動く。
乾きかけの湿った政宗の髪が、私の頬を掠めた。
彼の掌が下から持ち上げる形で私の胸を弄び始める。
雨で濡れいるせいで、やけに滑るみたいに動く、政宗の手。

「ふっ・・・ァ・・・っ!」

私の体が震えて、自然と声が上ずった。

「最早・・抑制など出来ぬ・・、今すぐ、その身でわしの全てを受け入れてもらうぞ、 。」

足に纏わり付くスカート。
彼はそれを片手で私の太腿近くまでたくし上げた。

「駄目っ・・・!このままじゃ二人とも風邪引く・・・し・・・!」

必死でスカートを押し戻そうとしながら、私は声を上げる。
政宗の指先が、私の胸の突起に触れた。
そしてそれを力を込めてこねるみたいに動き始める。
それに反応して、ビリビリと、甘い電流が、私の体を駆け抜けた。

「やっ・・・ァ・・・っ・・・政宗・・・!」
「寒いと言うならわし自ら温めてやるわ。
風邪を引いている隙など与えぬ程の熱を、お前に移してやる、 。」

弾んだ息で、彼が私の耳元で囁く。
体中から力が抜けていきそうなのをどうにか堪えながら、
私がまた口を開きかけた瞬間。
政宗の唇が私に喰らいついてくる。
彼の手がさっきよりももっと乱暴に私の胸を弄っていた。
強引に太腿を割って、足を絡める政宗。
濡れた肌と肌が蒸気するみたいに熱を持ってる。
段々と、灼けついていく様なその熱に、体と心を、同時に侵される。
私の抵抗する力は、もう、殆ど0に近かった。


「お前の行動一つでわしはこんなにも欲を掻き乱される・・・。
わしは常にお前を欲しておるのだ・・・、心せよ、 。」


政宗が囁くその言葉で、撃沈した私。
年下のクセに、いつも、優位な場所に居るのは、彼の方だ。


雨の音が大きくなったのを耳にしながら、私は完全に抵抗を止めた。


(終わり)



後書き
・・・・パラレル設定初政宗・・・ですが・・・1番この設定に無理があるんじゃなかろうか、
と気付いたキャラです・・・・。違和感有りまくり(涙)
でも、どうか優しくスルーしてやって下さい。
そしてこれが実は危うく裏物になりそうだっ作品なのは秘密です(苦笑)
では、ここまでのお付き合い、誠に誠に有難うございます。失礼致します。


ブラウザバック推奨