絡まった吐息
「どうした?。お前から俺の所へ出向くとは、珍しいな。」
「あら、元譲、ご挨拶ね。
お互い遠征から帰って来て久しぶりの再会だと言うのに、その言い草?
会いたかったの一言くらいあってもいいんじゃないかしら。」
切れ長の瞳に整った鼻筋、肉感的な紅の唇。
端正ではあるが気丈な性格を良く表した面立ちの彼女は、
魏の誇る優秀な武将の一人であり、夏候惇の恋人でもある。
は腰に手を当て不機嫌な瞳でジロリと彼を睨みつけた。
「ふっ・・・そう拗ねるな。
俺の性格はお前が一番よく分かっているだろう。」
「そうねぇ・・・。だけど、だからこそ口にして欲しいものよ。
私の性格はあんたが一番よく知っているでしょう?」
夏候惇の言葉をなぞる形でそう口にし、
彼女はそこで艶やかな唇の端を上げて笑んだ。
「フン・・・お前と言う女は・・・。仕方のない奴だ。」
言葉とは裏腹に、彼の眼差しにへの想いと甘さが滲む。
それを瞬時に察した彼女は、夏候惇の頬へと手を伸ばした。
そしてその親指で彼の唇に触れ、互いの吐息が絡まり合う程近くに顔を寄せる。
至近距離で夏候惇の隻眼と視線を合わせたは、誘うように僅か瞳を伏せた。
「・・・・。」
彼女の名を呼び、夏候惇がその艶のある唇に自身の唇を重ね合せようとした、その刹那。
「言って?元譲。お前に会いたかったと、この唇で私への愛を囁きなさい。
それまで口付けはお預けよ。」
は未だ彼の頬に触れたままの掌でその唇を覆い、遮った。
夏候惇はその白い手をそっと自身の唇から外すと、片腕を彼女の腰に回し、力強く抱き寄せる。
「会いたかったぞ・・・、。お前を欲さぬ日など一日たりとてありはせん。」
「・・・・・・・・・・・・・・・私もよ、元譲。あんたが居なくて寂しくて死にそうだったわ。」
「その寂しさを今すぐに埋めてやる。俺の全身全霊でお前を愛してやろう。」
「元譲・・・。」
が彼の字名を口にし終えた直後、
夏候惇は食らいつく如くして彼女の紅く肉感的な花唇に自身の唇を重ねた。
はそれを受け入れ、自らも彼の背に腕を絡める。
久方ぶりの逢瀬。
互いの恋情と情欲は意図も容易く熱を高めた。
二人は縺れ合う形で寝台へと移動し、そのままドサリと互いの体を沈めこむ。
夏候惇はの首筋に顔を埋め、その白く滑らかな肌にゆっくりと舌を這わせた。
そうしながら、片手で性急に彼女の衣服の帯ひもを解く。
彼自身、急激に膨れ上がる欲を既に制御できなくなっていた。
「今宵は眠れるとは思わん事だな、。」
「望むところよ。」
口角を上げて艶然とほほ笑んだの表情。
それは、この上なく扇情的で有り、また美しかった。
絡まった吐息
(言葉にして、行動で示して、その全てで私を愛して欲しい)
(我儘で可愛らしいこの女の全てが愛おしい。)
「あら、元譲、ご挨拶ね。
お互い遠征から帰って来て久しぶりの再会だと言うのに、その言い草?
会いたかったの一言くらいあってもいいんじゃないかしら。」
切れ長の瞳に整った鼻筋、肉感的な紅の唇。
端正ではあるが気丈な性格を良く表した面立ちの彼女は、
魏の誇る優秀な武将の一人であり、夏候惇の恋人でもある。
は腰に手を当て不機嫌な瞳でジロリと彼を睨みつけた。
「ふっ・・・そう拗ねるな。
俺の性格はお前が一番よく分かっているだろう。」
「そうねぇ・・・。だけど、だからこそ口にして欲しいものよ。
私の性格はあんたが一番よく知っているでしょう?」
夏候惇の言葉をなぞる形でそう口にし、
彼女はそこで艶やかな唇の端を上げて笑んだ。
「フン・・・お前と言う女は・・・。仕方のない奴だ。」
言葉とは裏腹に、彼の眼差しにへの想いと甘さが滲む。
それを瞬時に察した彼女は、夏候惇の頬へと手を伸ばした。
そしてその親指で彼の唇に触れ、互いの吐息が絡まり合う程近くに顔を寄せる。
至近距離で夏候惇の隻眼と視線を合わせたは、誘うように僅か瞳を伏せた。
「・・・・。」
彼女の名を呼び、夏候惇がその艶のある唇に自身の唇を重ね合せようとした、その刹那。
「言って?元譲。お前に会いたかったと、この唇で私への愛を囁きなさい。
それまで口付けはお預けよ。」
は未だ彼の頬に触れたままの掌でその唇を覆い、遮った。
夏候惇はその白い手をそっと自身の唇から外すと、片腕を彼女の腰に回し、力強く抱き寄せる。
「会いたかったぞ・・・、。お前を欲さぬ日など一日たりとてありはせん。」
「・・・・・・・・・・・・・・・私もよ、元譲。あんたが居なくて寂しくて死にそうだったわ。」
「その寂しさを今すぐに埋めてやる。俺の全身全霊でお前を愛してやろう。」
「元譲・・・。」
が彼の字名を口にし終えた直後、
夏候惇は食らいつく如くして彼女の紅く肉感的な花唇に自身の唇を重ねた。
はそれを受け入れ、自らも彼の背に腕を絡める。
久方ぶりの逢瀬。
互いの恋情と情欲は意図も容易く熱を高めた。
二人は縺れ合う形で寝台へと移動し、そのままドサリと互いの体を沈めこむ。
夏候惇はの首筋に顔を埋め、その白く滑らかな肌にゆっくりと舌を這わせた。
そうしながら、片手で性急に彼女の衣服の帯ひもを解く。
彼自身、急激に膨れ上がる欲を既に制御できなくなっていた。
「今宵は眠れるとは思わん事だな、。」
「望むところよ。」
口角を上げて艶然とほほ笑んだの表情。
それは、この上なく扇情的で有り、また美しかった。
絡まった吐息
(言葉にして、行動で示して、その全てで私を愛して欲しい)
(我儘で可愛らしいこの女の全てが愛おしい。)